AYU

那珂川天然鮎の遡上状況~茨城県千代橋~

先週の11日。
2021年那珂川にて天然鮎の遡上を初観測した日。
その時の記事はこちら☟

3月6日に鮎らしきかすかな気配を感じてはおりましたが、どうも陸からの目視では断定できないレベルの魚のふるまいでした。おそらくサケ稚魚、笑。2月下旬にも足を運んでいましたが気配はなくでした。

しかし、
初観測した11日は、車から川へ降りた瞬間にいることを確信いたしました。

理由は、鮎のかおりがしたからです。
この感覚は意外と間違いでないことを実感した日でもありました。

今年は、
2月中と3月上旬と月回りの良い日でも、気温や水温、暴風、そして雨の影響もあって、十分に陸から観察が困難な日が続いておりました。
とりわけ3月あたまは、最低気温がマイナス、雨がからみ気温が一時的に上がるもまた氷点下。
視界も十分にきかず、水温も足が凍るほどの冷たさ。ギョサンで入水でしたので15秒がいいところ…でした。

昨日17日の県の調査結果です。

捕れています。
非常に少なかったようです。

そして昨年の前の週には…

昨年はかなり捕れた時期ですが、今年の上り始めは少ない?
そんな印象を持たざるを得ない感じです。

というのも、2019年、2020年ともに
川へいったら遡上アユが目視できる状況ありました。
それなりに、遡上が開始されていて数がいたためと思います。

それに比べて、今年は何度か観察に行っても気配がない。
ようやく観察されたと思えば、夕方の水温が高まったタイミングに、動画の通りのまばらな遡上量。

この遡上量だと確かに陸から目視は困難であることも納得しました。
ぱらぱら遡上していたとしても風波のある陸からの観察は極めて困難だなと。
1日中観察したとしてもなかなか見つけられません。

やはり、水の中の世界へ踏み込まないと知ることのできないことは、魚の世界では多いのではないかと改めて思うのです。

少し話を戻しますが、
とにかく2021年は2019年や2020年と観測時期は同じでも、よりも初遡上時期が遅いのではないかということです。
本当にはじまったばかり。
2019年、2020年はもっと早くに初遡上があったと思うんです。。
観察した時にはすでに結構な量が遡上していたということです。

勝手な妄想を膨らませるのが好きですので、本当にそうかどうかはわからないですし、きっと解明されないでしょうが、そんな気がするんです。

そろそろ栃木県内へも遡上しているころです。
最近ではサギも遡上点でちらほら観察できています。
サギも調査に入ったな…と。

いよいよでしょう。

一緒に茂木入り、できるでしょうか。

古民家の廃材でつくる~思出鱒~前のページ

360度廻ってin Motegi次のページ

ピックアップ記事

  1. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息する戻りヤマメについて
  2. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息するサクラマスの生活史
  3. 【速報】那珂川天然遡上アユ初確認!!

関連記事

  1. FISHES

    那珂川の地毛針テンカラ

    ヤマセミやカワセミや…フクロウや種不明の鳥や…モクズガニや。そんな身…

  2. AYU

    失わない逞しさ鮎の塩焼き

    まるで産卵しているかのような焼き上がりとなりました。焼かれても逞しさは…

  3. AYU

    【那珂川めし】干す焼く茶漬る…そして煮る

    前回の那珂川めし。 めちゃうまだった茶漬けたち。…

  4. AYU

    鮎を迎えにいこう

    すべての始まりは3年前。自分がやりたいことを書き出して、なんとなく具…

  5. AYU

    新月と雨、一筋の流れに鮎を感じる

    2月20日の新月と昨日の降雨。水量は変わらずですが、雨がやや川の水温…

  6. FISHES

    【生甘い】那珂川天然ウナギを求めて川漁へ

    梅雨の那珂川。今週は雨が続き、川の様子も好条件。そこで、製作の合間を…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

LATEST ARTICLES

  1. NATURE

    ズーミミーシジ…結氷川に棲む
  2. ACCESSORY

    イノシシのキバレッタ~那珂川水系発おしゃらグッズ~
  3. AYU

    「99.3に笑む…ただ4をきる」~那珂川鮎釣り2020~
  4. AYU

    【速報2021年初】那珂川天然アユ遡上確認!!
  5. ACCESSORY

    那珂川水系原産イノシシをフィッシングツールへ~トシタカからサンへの贈り物~
PAGE TOP