3月も下旬に差し掛かり、東京ではサクラが開花。
ここ栃木もかなり暖かな陽気で開花が期待できそう。
気になるアユは?
14日に茨城県那珂川(千代橋)で確認したアユはすでに栃木県へと遡上しているはず。
19日には茨城県水産試験場がアユの遡上を公式確認。
2019 年 久慈川・那珂川アユ遡上速報 第 3 号
遡上量も徐々に増えてきているとみて、栃木県内の那珂川へ。
20日、少ないがハミ痕もあるので栃木県内には遡上しているようだ。
カワウ襲来
那珂川へ到着し、まず目に飛び込んだのは、カワウの群れ。
群れは群れでも、普段と動きが違う。
一斉に飛び立ち、弧を描くように岸際に追い込み、捕食している。
サギも岸際に立ちカワウと連携。岸に追い詰められた魚を頂戴している。
すごい光景。衝撃的
YouTubeはこちら!!【 カワウ襲来~那珂川遡上アユを捕食!?~】
捕食していたのは、遡上アユか? それともサケ稚魚か?
映像から魚の種類までは確認できない。このカワウの数でこれだけの時間、岸沿いで捕食しているところから推察するに、捕食されていたのは遡上中のアユだったのではないか...
カワウ1羽の1日の捕食量は500gと言われる。
遡上アユが3gくらいだとすると、単純計算カワウ1羽あたり、遡上アユを166尾食べることになる。120羽ほどいるので19,920尾のアユが捕食される。
サケ稚魚の生息割合を考えれば、アユの捕食尾数はもっと少なくなるだろうが、遡上中のアユの群れが襲われているとすれば、当然、捕食対象はアユに偏よるだろう。
アユの遡上時期はカワウの繁殖開始時期に相当し、親の餌量は増加する。そして雛が誕生すれば、より一層餌の量は増える。
栃木県のカワウ管理指針によると、ここ数年で捕獲上限がなくなった狩猟および有害鳥獣捕獲の効果で3月と7月の生息数は減少傾向。アユの捕食金額は、6,700万円(2013年:1億6,900万円)に減少と見積もられている。減ったとはいえ、すごい額だ。
指針には対策についても記載がある。
釣り人ができることとすれば...
とにかく「川に立つ!」
これにつきると思う。
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