AYU

流星群のごとく、重圧い流れを越えてゆく

4月にはいっていい雨。
やっと。

鮎は鮭稚魚を越えて、栃木へ

あれからしばらく遡上がパッとしなくていたのでよかった…。
願いはかなうもの。

カジカガエルもすっかり鳴いて春全開。

カジカガエルを探していると…

カジカガエルの卵…じゃない、カジカの卵。
増水してたときに産んだんですね、すっかり陸になってしまったね…

きれいですね。

出水でよくでるのがアメリカザリガニ。

川底がずいぶんと洗われて、きれいになりました。
4月にはいって、水が減水しながら澄んでゆく中、鮎たちも着々と歩みをすすめております。

帯状の鮎の群れはまだまだとぎれとぎれ。
それでもコンスタントに次から次へとつづいています。

この日は小雨あいにくの天気。
早朝から2時間ほど観察しましたが、終始帯状を確認できました。
昼にまた様子を見に行くとやはり帯状がとぎれとぎれですが続いていました。
「僕が近づこうが動じない」、そんな帯状とまでは発達していませんが、これからといったところ。
うん、一安心。

そして、なんといっても、「うれしい」。

キラっキラっと体を輝かせながら、重く圧い流れを遡上してゆく姿。
まるで流星群。

また今年もこうしてみることができたこと、これは幸せなことです。
毎年毎年の出逢いを積み重ねてゆくうちに、想いはどんどん強くなる。
大切にしたい。

鮎の遡上も本格化してきたので、気になるカワウのねぐらだった場所へ。
数羽が利用中でしたが、糞などは見られず。

ちなみに昨年夏は250羽ほどの利用があったけれど、11月頭は100羽ほどを確認した翌日に夜間の大嵐で利用が途絶えていました。
さぁこれからどうなるか。
変わらずようすを見ていきたいと思います。

昨年同時期の遡上とカワウのようす、参考まで。

鮎の泉、伏流水でのひと時

向こうと…こっちと前のページ

断続的に帯、発達は出水のあとに次のページ

ピックアップ記事

  1. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息する戻りヤマメについて

  2. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息するサクラマスの生活史

  3. 【速報】那珂川天然遡上アユ初確認!!

関連記事

  1. AYU

    那珂川の神無に群れ舞う笹の葉アユ

    増水が落ちついた那珂川支流。水際から一気に紅葉がすすんでいく。…

  2. AYU

    鮎よ、空高く舞い上がれ~那珂川鮎釣り~

    9月上旬の那珂川。雷雨に見舞われ濁り、水位が高め。とりわけ下流域は上…

  3. AYU

    記録3.6m(追風1.0m)~那珂川鮎釣り~

    秋のキノコは今年はいまいちなのか。サクラシメジがきれ…

  4. AYU

    昼夜活発化につき

    5月のサクラマス記事から早3カ月経過…川仕事やクラフトと同じく大切に…

  5. FISHES

    迎春モクズガニ餡かけ

    新年早々、SUNADORU君改め「すなどん(漁人)」という土偶を生み…

  6. FISHES

    浅春モクズガニパスタ2023

    季節の最熱なことを追い求めているとあっという間に一年は終わるものです…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. MASU

    【魚類妄想生態学】那珂川に生息するサクラマスの生活史
  2. AYU

    「Zacco茶漬」からの「Ayu茶漬」
  3. FISHES

    陶漁人「すなどん」おたきあげ
  4. FISHES

    なまではたべずナマズ
  5. HANDMADE WORKS

    土と石、そして泥人
PAGE TOP