鱒ブローチ各種、前回の記事。
思出鱒の黒鱒化と耳石鱒。
今回は思出鱒にオイル入れ。
玉に集まるという鱒たち。
若干の艶を持ちました。
思出鱒のほかに、レイクトラウトとブラックマスもまぎれております。
眼が入ると一段と雰囲気を増す鱒たち。
玉からエネルギーを吸っています。
玉に込めた想いを鱒に注入させる作業…
一個体一個体、彫るときは無心ではなく、常に想像の世界にいます。
釣りのことや人との関わり合いのことなど、情景を浮かべながら彫ります。
今回は、歴史ある古民家の材に自然染色を施すということで、いつも以上に思い入れが強い鱒となりました。
染色も自作の自家製。
ほんとうにRiverlineオリジナル、こだわりました。
柿渋の色合い。
そのうえに発色する水系の鉄分と柿タンニンの作用による黒。
彫りの凹凸を活かした染色により、なんとも味わい深い鱗模様がでました。
単に染色するだけでなく、彫りと擦りのバランスによってさらにデザイン可能。
この手法の奥深さを知り、色々と試したいことがあふれてきました。
ほんとうに、まぎれもない若葉の初心者マークのRiverline。
日々トライして、自分がすきなものを作っていきたいと思います。
結局のところ、耳石鱒こと「オトリスマス」は彫り直し…
Riverlineのロゴデザインでもある「耳石」は頭からブローチ裏面の焼印の横に埋め込むこととしました。
完成したら旅に出て、
素晴らしい魚たちと出逢い、その感動の思い出を刻んでほしいです。
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