前回の記事から1カ月以上経過。
書きたい衝動、今日こそはと毎日毎日過ごしているうちに、今日にいたりました。
鮎釣りはというと、本流へは1度だけ。
30分で撤退というありさま。
もうこれは、陸漁師でございます。
そうはいっても、顔も見ないわけにはいきませんので泥濁りの解禁にお会いしました。
今年もよろしくお願いいたします。
さて、
鮎の漁獲量調査というものが水産試験場の調査にあります。
これはシーズン中の友釣りの釣果を日にちごとに記載し提出するものです。
今年も漁協さん経由で依頼があり、お受けしました。
そして驚いたことがありました。
2020年シーズンIn茂木地区。
私が通い詰めた場所ですが、シーズンで5トンの友釣りでの漁獲があったということ。
驚きました。なぜなら正直釣れなかったというのが実感だったからです。
昨年の鮎の大きさもしめされており、それで単純に計算すると茂木では6万8千尾ほどの鮎が友で釣られているということに。
僕が釣ったのは1%にとうてい満たない数でした。
実力のなさをこのデータから痛感した今日。
かなりへこんで…おります。
そんな陸漁師も今年は鮎やウナギの販売を開始する予定でおります。
販売に必要な環境整備、諸手続きを経て、営業許可を取得いたしました。
まだまだ準備することが多く、魚もそろっていないといった状況。
このへんについてはまた改めて、記事にてご報告させていただきます。
さてさて…
那珂川流域の泥師こと「泥蜂融越」先生との共作は…
そう、アマテマス(天照鱒)…最新のずべらざるでこざいます。
そして、デスレイク…
とどめの…微笑鱒、紫瑪瑙。
僕のすきを思いきり詰め込んだものです。
完売です。
いやいや、アマテマス…
アマッテマス…
そして泥蜂先生との記事から1カ月…
1年ぶりに再会いたしました。
そう…
那珂川の造形師こと、尾長三光(おながさんこう)先生
今年はどうやら来日が例年よりはやく、ゴールデンウィークの頭にはいらしていたようです。
サンコウ先生…みなさんはそう呼んでおられます。
僕は年齢も近いことから「さんこんさん」とよんでいます。
さんこんさんの作るものは、まさに那珂川そのもの。
流域の材をふんだんに使っています。
コケや木の皮、蜘蛛の巣、鳥の羽、そして中には人間が使用しているビニールひもなども含まれます。
今の流域環境の現状を訴えかけるような作品。
そんなさんこんさん。
何度も何度もやりなおしながら納得のいくものをと、失敗も数多くありながら、あきらめずに製作されています。
そんな納得がいかない、そうおっしゃって手放された作品を1つゆずりうけまして、今回僕の方で作品の一部に使わせていただく運びとなりました。
営巣
えいそう。
これはタイトルになります。
イトヨですか?
え~、そうです。
こんなやり取りをさんこんさんと楽しみながら。
イトヨは真竹。
そう、バンブローチです。
表面の模様はイトヨのカモ色に見立てて。
雌雄のイトヨが巣をのぞき込む様子。
底質は那須地方の湧水環境をイメージし、泥砂感を出すために欅の樹皮を用いました。
凸凹した樹皮が湧き出る水で形づくられた底質にぴったりまっち。
この欅の樹皮は、そうです、前回紹介した那珂川流域にどっしりとたたずむ欅の大木のものです。
そして、巣はさんこんさんの作品。つまりはコケと木の繊維などです。
沈んだ竹枝は、自宅の黒竹を。
那珂川流域たっぷりです。
雌雄のイトヨ。
ふたりがのぞき込む未来とは。
そんなことを想像できる、さんこんさんとの共作が完成しました。
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