ヤマセミやカワセミや…
フクロウや種不明の鳥や…
モクズガニや。
そんな身近な生き物たちのマテリアルからつくる…
「地毛針」
なんの知識もありませんが、すべては雰囲気で巻いてみる…
意外にも雰囲気はでるものです。
うん、釣れそう。
なんといっても羽根がきれいです。
もう毛針が巻きたくて巻きたくてしょうがないちびっこ。
一応何かの虫をイメージして巻いているようです。
うんうん、釣れそう釣れそう。
自分たちがこの流域の暮らしの中で出逢ったマテリアルで、
自分の自由な発想で、
好き勝手に巻き巻きする…
そんな「地毛針」に飛びついた一尾との出逢いはもう…
なんというか…言葉では表現できません。
モクズガニの腕毛針で出逢ったカワムツ。
朝方のわずかな光が、青をより一層引き立てくれます。
ちびっ子の毛針に飛びついたオイカワ。
小さな口でがっぽりと毛針をくわえる。
これにはちびっ子もとてもうれしかったようす。
オールドライトなタックルに、
ビンテージラインを結び、
自作の毛針で挑むテンカラ。
ヤマメやイワナの流域まではなかなか足を運べなくても、こうして身近で美しい魚たちとの駆け引きをたのしめるなんて…。
釣ったあとの魚たちとの触れ合い。
色彩や姿形を手や目で観察するだけでなく、
時には舌で触れる「食す」というベロシップ(平野レミより)も大切。
鰻を焼き終わった後にじっくりと焼く。
ウグイにニゴイにカマツカに、オイカワ、そしてアユ。
この夏にちびっ子たちと着手したかったこと。
また一つかなえることができました。
そして難易度高めな友釣りも息子、娘、ともにコンプリート。
僕には釣れない大きくきれいな鮎が釣れました。
自分で釣って焼いて家族と食べる。
一連の事柄がもう、ちびっ子たちには最高のエネルギーに。
川の魚たちは僕たちにいろんな栄養を分け与えてくれます。
本当に感謝しかない。
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