今年もまちにまったこの日がやってきました。
6月1日
那珂川の鮎解禁日です。
数日前のドカ水で結構増水した那珂川。
高水が続いていて、水温も低いですから、ゆっくり朝クラフトしてからの出動。
いつになく落ち着いて川へ車を走らせます。
道路を約50㌔で走行していると、後ろから白色の軽が近寄ってきて、アオリ。
クラクションを派手に3回ほど鳴らしたと思ったら、すごい勢いで追い越し。
すれ違いざまにどんな人が運転しているのかとみると、ばー様。
車の後ろにはシニアマーク、ちゃんとつけてます。
こんな田舎道で、ばー様にクラクション鳴らされ、あおられるなんて…
なんて日だ…こんな心痛む日に友釣り解禁とは…
整いませんね、心が。
そうは言っても、今日は鮎の解禁日であり、我が家の11周年記念日。
なんとか、家族分だけと、もちろん「下流しばり」の僕は、見渡す限り誰もいない、白っ川の子砂利底に囮を投入したのでした。
お察しの通り、たいそうな釣果ではありましたが…
何とか家族分揃えて、晩に初物の天然鮎をいただきました。
まだまだ若いですが、しっかりとした鮎です。
サイズはやや小ぶりですが、十分なサイズ。
何より天然ものの鮎の姿形、そして色彩はこの上ない美しさ。
その時が来れば、追星がでてくる状態です。
いつまでも見ていられる鮎。
ここ最近思うのが、やっぱり川っていいな。ということ。
日々変化する流れがある。
魚たちが海と川を行き来して、すれ違ったり、追い越されたり。
僕らにはどこにいるのかもわからないし、いつがタイミングなのか、予測が難しい。
そこには未知の世界があって、多様な環境と魚の複雑なライフスタイルが絡み合っている。
そこがいいのかもしれません。
しかし、この角度から鮎を見たことなかったですが、なんかすごいですよね。
鮎は鮎意外に…ないな。
意味不明ですが、鮎以上に鮎な魚はいないなと。
海から遡上してくる様子を観察していた僕としては、今日この日に、このように成長した鮎の姿を見ることができたことに、喜び、感動し、鮎の価値、命のすばらしさというものを改めて実感したのでした。
今シーズンは鮎が多いと感じているわけですが、なんかいい予感がしています。
実質、7月以降がシーズンだとは思いますが、鱒から鮎へ少しずつウェイトをうつしていこうかなと思っています。
そうはいっても、身がプルプルでやわらか~なこの時期の鮎も、これまたおいしいわけですから、ちゃんと釣らなければなりませんね。
この記事へのコメントはありません。