AYU

【速報2022年初】那珂川天然アユ遡上確認!!

本題のアユの話はおいておいて…

まずは…

Googleデビュー

実は我家…
Googleデビューしてまして…

先人きってデビューしたのが死んだばあちゃん。
Googleストリートビューに出演しています。

3年前の3月に死んだのでそれ以前の生きてた頃のデビューです。
亡霊が映りこんでいたということではありません。

そしてもう一人が父。
こちらもストリートビューデビューをはたしております。

そしてなんと…

この度…

僕たちファミリーも…

ついにGoogleEarthデビューをはたしました。

場所は茨城県の那珂川。
那珂西大橋下流でございます。
おそらく昨年か、一昨年の様子かと思われます。

毎年、那珂川のアユ遡上観測はマイファミリーの恒例行事。
川の水音を感じながら石を探したり、絵をかいたり、だらだらしたりしながらラフに観測します。
その時の様子をGoogle様にとらえていただきました。

昨年の夏に3番目のちびっ子が誕生して今年は5人での観測となりました。
今年の初調査は2月26日。

川の印象は水がめちゃ少ないということ。
そしてチャラの石が汚い。
陸から見るぶんにはきれいですが水中では薄く濁りがあるように細かな物質が常に流れています。

ちょっと前にハッチして流れ溜まったユスリカの仲間の抜け殻でしょうか。
たくさん干上がっています。

そして流れ着いた殻。
すごい量でした。
黒川虫やカゲロウなども豊富で餌は多いんだな~と思いました。

川をぶらついていると…

ほころぶ流木。
おそらく神代木でしょう。燃やして香りを楽しみたいな~なんて想像していると…

鳥の足跡が干上がったワンドに。

これは別な種類の鳥でしょう。

そして謎の円形の窪み…多数。
おそらくは風で水面が揺れてその波で形成されたもの…と想像しました。
浅い岸側の小石底のあたりでも確認できました。

生態的意味がありそうな空間に思えました。
このサークルにも小さなネットワークを感じます。

鶯がなき、何らかの小動物の気配を感じる環境。

鳥の次は動物の痕跡を探せ!!っと息子とはりきって見つけた獣道。

これは鳥ではない…動物だ…
カワウソだ。

ダックではない。
ということになった。

色々な発見があり、ただ結果には結びつかない。
その正体までは探さずに、そして誰なのかも調べずに、ただいるということだけを感じる。

知りたくなったらその時にまた来よう。
無理に押し込まずに、本人の興味のままに楽しむ。
これが一番楽しいし、また川に行きたい気持ちにさせてくれるのです。

目が効く息子はオイカワの干物を…

動体に反応するおっさんはでっかいミジンコを発見。すごい量ですがボケてて写ってません。

それぞれの発見を共有する。

三葉虫だとか。
何かににてる石を探すとか。
石ころで一発ギャグやるとか、いくらでも川にはネタが転がってます。

そんな家族同伴の遡上観測初日は空振り。
来週いけたら行こうかな~と考えていたところ…

気温、天気なんかをみてみるとどうも今日がいい。
そんな思いたちで、その日の予定をすべてなげすてて、川へ向かったのが…

2月28日

3番目の赤子と妻を連れて、那珂川へと向かったのでした。

1匹でもアユ

例年であれば、川に降りたとたん、あ、いるな。と匂いでわかるのですが(笑)…
今回は海の塩の香りしかしなかった…

でも赤子をのせて片道50分以上かけて来たなら観測しようと色々と場所を見て回る。
結果、いつもと同じGoogleデビューを果たしたポイントで観測することに。

昼前から3時前まで合計約3時間ほど…水中撮影。
細かい場所の選定は妻と議論し選定。
かえって映像をざっと確認すると…

いたっ!!

映像をみてちびっ子たちとハイタッチ!
うぃ~~って感じで盛り上がりました。

しかし、ほかの映像を確認するも、写っていたのは1匹のアユのみ。
体高が低く細長い、頭とボデーのバランスと臀鰭あたりから尾びれの付け根にかけての長さ。
メタリックボデー。鰓蓋の構造や吻頭や唇。
そしてなにより、このアユのふるまい。

1匹でもまぎれもないアユです。

おかえりなさい。

でもなんだかトロンとしていてまだ川になじみ切っていないようにもみてとれます。
ここは感潮域から間もない、そして確か2番目の瀬。

がっちりしていてプランクトンをたっぷり食べていたのかな?
あのミジンコ食べてたんじゃないの?ユスリカじゃないの?なんて話で盛り上がりました。
ちょっと食べすぎちゃったけど、こうやって川のものを食べて体を川に慣らしていく…そんな様子を想像させてくれる。

ここ右岸はグルグル渦巻く淵への流れ込みの反転流を乗り越えなければカメラのあるチャラ瀬へとはたどり着けません。映像をよくみると左側の流れの強いほうからカメラ前に入ってきたのがわかります。お腹はいっぱいだし、流れで疲れ切ってカメラの裏側で休んでいるように見えます。本体は左側の流れの強いほうを遡上してたのかな?それとも主道はやはり対岸のスリットだったのかな?
妻と場所選定したことを後悔、笑。ひとのせいにします。

しかし、1匹でもアユ。
この那珂川を遡上しだしたことには間違いなし。

ここからどんどん遡上がふえるといいな。
まずはありがとう。

ですね。

これでひとまず茨城県側での観測は終了。
数が増えてきたらまた撮影に行こうかなと思います。

栃木県との県境で遡上をまつこととします。

参考まで、2019~2021年の遡上記録をはっておきます。

【速報2021年初】那珂川天然アユ遡上確認!!

【速報2020年初】那珂川天然アユ遡上確認!!

【速報】那珂川天然遡上アユ初確認!!

【猿腰泥蜂郎】那珂川水系産ランディングネット前のページ

鮎を迎えにいこう次のページ

ピックアップ記事

  1. 【速報】那珂川天然遡上アユ初確認!!
  2. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息する戻りヤマメについて
  3. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息するサクラマスの生活史

関連記事

  1. FISHES

    【DENKYU】那珂川水系産ランディングネット

    那珂川水系産の流木をグリップに…フレームを竹で作ったランディングネッ…

  2. AYU

    【妄想生態】それは陸封以前からもちえたもの

    何の話かといいますと、鮎の産卵のことです。鮎は海と川を行き来する両側…

  3. AYU

    鮎の不流動はワクワクへの道なのか

    秋の川はすがすがしいものか。そうでもない。とりわけ今…

  4. AYU

    那珂川天然鮎の遡上状況~茨城県千代橋~

    先週の11日。2021年那珂川にて天然鮎の遡上を初観測した日。その時…

  5. AYU

    陸バミとカワウが教えてくれること

    4月上旬の那珂川茨城県との県境付近。やはり。カワウの…

  6. FISHES

    三種のじる、骨の髄まで

    那珂川の増水で川は一気に秋ムード。産卵シーズン突入です。ここからは次…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

LATEST ARTICLES

  1. FISHES

    那珂川の地毛針テンカラ
  2. FISHES

    陶漁人「すなどん」おたきあげ
  3. LIFE

    「那珂川」の由来を考える【妄想考古学】
  4. NATURE

    モクズガニイリュージョン
  5. AYU

    陸バミとカワウが教えてくれること
PAGE TOP