那珂川水系で猛威をふるっている青ノロ。正式名「カワシオグサ」。
下の写真の状況は、まだレベルが低い生え方です。まだまだ上があります。
アユ釣りシーズン中、これにずっと悩まされます。釣りしていると絡まってくるし、夏には川底全面が青ノロになって、アユは消えます。水がつまるとかなり悪化します。
もちろん全面青ノロに近い状況でもアユは、隙間の石を狙ってハミに来ますので、入れがかりに持ち込むことも可能です。
おとりを買って現場について、川を見た瞬間に決して諦めてはいけません。
時間がある方は、釣行日の数日前に全面青ノロの瀬に立ちこんで、青ノロを一部飛ばしておきましょう。そして釣行日、そのポイントでアユがハミに来るのをじっと待ちましょう。瀬の下に広めのトロや淵があるならば定期的なアユのさしこみがあるはずです。
「おれは那珂川のこの場所でしかアユ釣りしない!」という頑な方にはお勧めですのでぜひ。
どこに生えるのか?
正直、雰囲気では傾向がみえません。所説あるようですが、当てはまらない場合もあったり。今の那珂川で青ノロが生える環境をつかむにはどうすればよいのでしょうか。
生えているところと、生えていないところの環境条件を比較すればよいのでしょうか?
最近気づいたのですが、那珂川数キロ狭い範囲にある似たような瀬を見ても青ノロの生え具合に差があるようなのです。生えるところ(1)と生えないところ(0)を比較するより、生えるところ(1)の環境条件と生え具合から傾向をつかんだほうが良いようにも思えたのです。
さてどうなんでしょうか。
深い所より浅いところに生えるのはそれっぽい。底石へあたる光量が関係していそう。
底石の大きさは?はまり具合は?底石が全部細かいところでも、川底が動きにくいところってあるのでしょうか。大きな石がなければ乱流は起きなくて細かな石でもあまり動かないのだとすれば納得できます。石の動きやすさは青ノロに関係してそうですね。
隣り合う小河川を比較しても青ノロの有り無しに違いがあります。この場合、水の由来に違いがあるならば一見水の質みたいなのが効いていそうに思えます。ですが、同じ小河川でも上流はびっしりあるけど下流は全くないとかあります。こうなるとどっちなの?となります。ちなみに上流は岩盤で青ノロびっしり、下流は石で青ノロなしです。
那珂川水系の複数地点でデータが集まってくれば、何か傾向が見えてくる、そう信じたいですね。
那珂川だけでなく、青ノロの問題は全国的なもののようです。全国的なデータをもとに解析が進めばよいですね。
青ノロの有効活用を考える…
このタイトルについては、またあとで。としたいと思います。
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