本題の前に柿渋の状況について。
まだ9月中だったと思います。
渋柿を30個ほどとって。
石で砕いて。
我が家のしみだし水に漬けました。
実は順調にいっていません。
カビをはやさせてしまって、表面はゲル化してます。
どうなんでしょう。
とりあえず2バケツ分、大切に保管しています。
・・・
サイのパーマーク知ってました?
いきなりですけど、知ってました?
川で投網しているとよく出会うのがサイ幼魚。
「サイ」はここらでの「ニゴイ」の呼び名です。
なんてきれいなんだろうと眺めていると、やはりある。
パーマーク。
幼魚期にしかないですよね、だからパーマーク稚魚斑。
稚魚ではないですけどね。
13㎝ほどですけど、ある程度の集団で生活しているのでしょうかね。
1歳魚でしょうか。
秋には当歳のニゴイが見られますが群れで過ごしているようです。
魚を見るときはいつも目ばかりみてしまいますが、全体をよく観察すると新たな気づきがありますね。
山と渓谷社の「日本の淡水魚」のニゴイの記載にはちゃんとこの斑紋のことが書かれていました。知りませんでした。
ノーマーク。
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那珂川の青ノロを考える~さかなたちの重要性~
那珂ブルーならぬ那珂グリーンとして定着しつつあるのが、釣り人を悩ませる青ノロことカワシオグサ。
過去の記事「青ノロの有効活用を考える…前に」では那珂川の河川環境について妄想してますが、青ノロの生える場所、今年もよく見てみましたがその傾向がいまいちつかめませんでした。
新たに思ったのが、
〇カワウがよくいる場所は青ノロがある…気がする。
つまりは、
〇アユがコンスタントについていた場所には青ノロがあまり見られない…気がする。
ちょっと怪しいですが、石をなめるような魚がいれば青ノロの発生は抑えられる…のかな?
このこも石をなめまわします。
ボウズハゼ。
那珂川に結構いるんですね。
今年は相当かけましたよ、友釣りで。
3本チラシの3本すべてが体にかかっていたことも3回ほどありましたし。
結構目印は飛ぶんですよね。
ヌマムツ。
ここ周辺ではまだ珍しく、カワムツが圧倒的に多いですが、ムツさんはじめ多くの雑食性のおさかなさんたちだって、青ノロの抑制に重要なんじゃないですか?
オイカワさんだって。
アユの密度がオイカワやカワムツ、そして底生魚のヨシノボリ類なんかの食性に影響を与えるんじゃないか?って研究もされていて、アユが高密度だとオイカワは藻類食から昆虫食になるなんて報告もあるようです。
なので、那珂川に棲むおさかなさんたちと、アユとの生息バランスもこの青ノロの発生に効いてくるんでしょうね。
ちょっと複雑な関係性、傾向があるんだとすれば、それをとらえるのは難しそう。
ちなみに、この緑色の毛のようなもの。
藻類だと思うのですが、釣って一晩生かしておいたオイカワ1尾から出てきたものです。
すごい量を食べてるってことですよね。
でもそのまんま、おしりから出てきてる?
種類は不明ですが青ノロに似た藻で、青ノロより細かくて柔らかい藻でした。
ん?
オイカワが藻を運んでるってことはないかな?
オイカワがいる場所は青ノロが絶えないとか。
オイカワって結構流れの急な場所でも低位してキラキラ石をつついてたりしますよね。
2012年のあの大鮎だった青ノロマックスの那珂川下流域の瀬では、とんでもない量のオイカワが瀬で青ノロ?を食んでましたよ。
結局、どうなのかはわかりませんが、少なくとも石をつつく行為は青ノロをはがす行為ですから、おさかなさんたちがバランスよく生息することも、青ノロの抑制に影響していることは想像できそうです。
なんだか混沌としてしまいましたが、青ノロが少しでも減ればよいです。
台風14号が来てますね。
だいぶ水が詰まって青ノロがはってきましたので、適度に増水してくれれば、ノロも飛んで、アユの産卵にも好条件なんですがね。
今シーズンに友釣りのまとめでも次は書いてみたいと思います。
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