那珂川流域の材料にこだわったものづくり。
ランディングネットのグリップは竹や流木を、フレームは竹を使用し…
ところどころに希少材や面白材を凸レーション。
ここに暮らす生き物がつくったもの、例えば巣などを使わせていただいたり。
自分一人ではなく、生き物たちみんなの手を借りて作り上げる…
元気玉的なものなのかもしれません。
そして、材のこれまでのバックグラウンド、生き物の命の営みを想像しながら製作しています。
染め
ランディングネットのネット。
これはRiverlineではクレモナを使用し手で編み上げています。
様々な彩でかつ濃いめに染め上げるには、市販の染色液がかかせません。
しかし、ランディングネット本体だけでなく、染め自体も那珂川由来のもので染めたい。
その想いで始めたのが、ヨモギ泥染めグラデーション。
何度も染めを繰り返すことで、好みの濃さに仕上げてゆきます。
ただし、熱を加えるので、クレモナが縮むのとコシがでます。
なので伸縮具合も計算して編み上げなければならないわけです。
発色の感じがとても気に入っており、お客さまからもご希望が多いです。
とても手間がかかる染色です。
今回新たな自然染色バリエーションとして検証しているのが…
柿渋泥鉄染色
クレモナの端材を利用して…
いくつか(some)…
染色(そめ)してみました。
昨年作った柿渋をつけて、もみもみ。
映像ではひたすら柿渋でもむ工程が含まれます。
お気を付けください。
映像で流れている音楽はRiverlineの独自音源になります。
お気をつけください。
すちゃんちゃんぐSome染め~え~♪
この後泥鉄媒染していきます。
濡れた状態ですので濃く見えますが、乾燥するとやや薄めの色合いになります。
鉄媒染液のパターンや柿渋のみなど、彩のバリエーションも出せそうです。
経年変化がどのようにでるのかも楽しみです。
染色して時間を置くのか、乾燥を挟むのか、柿渋のあとか、泥鉄媒染のあとか、など…
さまざまなバリエーションを試しながら、好みの染め上がりを求めてまいります。
手間はかかりますが、染色も那珂川流域の味付けが濃いものにしたい。
そういう想いでトライしてまいります。
今年はあまり柿渋がないので極僅かとはなりますが、
ご要望あればぜひ、オーダーいただいているランディングネットのクレモナ染色に取り入れたいと思いますので、ご相談ください。
この記事へのコメントはありません。