HANDMADE WORKS

♪Some 染め~♪那珂川流域産ランディングネット

那珂川流域の材料にこだわったものづくり。

ランディングネットのグリップは竹や流木を、フレームは竹を使用し…
ところどころに希少材や面白材を凸レーション。

ここに暮らす生き物がつくったもの、例えば巣などを使わせていただいたり。
自分一人ではなく、生き物たちみんなの手を借りて作り上げる…

元気玉的なものなのかもしれません。

そして、材のこれまでのバックグラウンド、生き物の命の営みを想像しながら製作しています。

染め

ランディングネットのネット。
これはRiverlineではクレモナを使用し手で編み上げています。

様々な彩でかつ濃いめに染め上げるには、市販の染色液がかかせません。

しかし、ランディングネット本体だけでなく、染め自体も那珂川由来のもので染めたい。

その想いで始めたのが、ヨモギ泥染めグラデーション。

那珂川流ヨモギ泥染め~ランディングネット「VINE」~

何度も染めを繰り返すことで、好みの濃さに仕上げてゆきます。

ただし、熱を加えるので、クレモナが縮むのとコシがでます。
なので伸縮具合も計算して編み上げなければならないわけです。

発色の感じがとても気に入っており、お客さまからもご希望が多いです。
とても手間がかかる染色です。

今回新たな自然染色バリエーションとして検証しているのが…

柿渋泥鉄染色

クレモナの端材を利用して…
いくつか(some)…

染色(そめ)してみました。

昨年作った柿渋をつけて、もみもみ。

映像ではひたすら柿渋でもむ工程が含まれます。
お気を付けください。

映像で流れている音楽はRiverlineの独自音源になります。
お気をつけください。

すちゃんちゃんぐSome染め~え~♪

この後泥鉄媒染していきます。

濡れた状態ですので濃く見えますが、乾燥するとやや薄めの色合いになります。
鉄媒染液のパターンや柿渋のみなど、彩のバリエーションも出せそうです。
経年変化がどのようにでるのかも楽しみです。

染色して時間を置くのか、乾燥を挟むのか、柿渋のあとか、泥鉄媒染のあとか、など…
さまざまなバリエーションを試しながら、好みの染め上がりを求めてまいります。

手間はかかりますが、染色も那珂川流域の味付けが濃いものにしたい。
そういう想いでトライしてまいります。

今年はあまり柿渋がないので極僅かとはなりますが、
ご要望あればぜひ、オーダーいただいているランディングネットのクレモナ染色に取り入れたいと思いますので、ご相談ください。

【UNA】土用の水遣い「未滑鰻水 」先生前のページ

ジェンサンがくる~タガメワークショップ~次のページ

ピックアップ記事

  1. 【速報】那珂川天然遡上アユ初確認!!
  2. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息する戻りヤマメについて
  3. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息するサクラマスの生活史

関連記事

  1. HANDMADE WORKS

    じるいじる季節かんじる(果実編)

    季節ごとに目につく実っ玉。がしかし、自分が認識しているよりもそれがで…

  2. HANDMADE WORKS

    【ANBAI】那珂川水系産ランディングネット

    ミズナラ流木グリップシリーズ。 【SUISAI】や【AOMIDORI…

  3. HANDMADE WORKS

    ランディングネット 草木泥染め

    製作中のランディングネットのひとつ。カミングスーンなのがラン…

  4. ACCESSORY

    思出鱒の黒鱒化と微笑鱒…そしてOtolith in

    ヒキガエルが産卵しました。里山です。那珂川流域の築1…

  5. HANDMADE WORKS

    Driftwoodなランディングネット

    那珂川生まれのランディングネット。Driftwoodなランディングネ…

  6. HANDMADE WORKS

    那珂川水系産ランディングネット「VINE」まもなく

    昼も夜も比較的活発に活動しておりまして、ブログの更新が滞っておりまし…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

LATEST ARTICLES

  1. FISHES

    野兎のチャレンジ
  2. AYU

    【妄想生態】それは陸封以前からもちえたもの
  3. AYU

    あれから10年、今日は最高の春遡日和
  4. LIFE

    「那珂川」の由来を考える【妄想考古学】
  5. ACCESSORY

    新たな出会い…そして大樹
PAGE TOP