イッチニ~
サシバの鳴き声があちこちで。
サシバがたくさんやってくるここ那珂川流域。
そしてこんな鳥も
カワウのねぐら。
10数羽ですが、ここを拠点にしている集団がいます。
夕暮の水辺にたたずむカワウの姿、シルエットというのはどこか風情があります。
ここの川ではこのくらいの規模がキャパシティーなのかな。
そうはいっても鮎の遡上にともなってやってくるカワウの群れというのは…それはそれはな数です。
彼らも必死ですが、僕も必死ですから、同じく川にいます。
ある意味、目的を共有するもの同士。そんな関わり方がよいのかなと思います。
本流。
カジカガエルの声も少しづつ少しづつ増え始めてきました。
できる限り川で過ごす。
今年はそんなテーマで、木の仕事も可能な限り川でと進めています。
川には様々なデザインが転がっていますし、魚だけでなく、石でも草でもいやされます。
こんな日没前の何気ない川の風景でも、それは想像の種に。
今年はめずらしく、サクラマスを目的に竿を振り始めています。
本流の鱒との最後の出逢いは…ちゃんと遡ってみると2017年がどうやら最後。
本流ヤマメも美しく、やはり出逢いたい。
急成長を遂げた小顔の本流ヤマメ。
海へと行くつもりが戻ってきた、通称「モドリ」。
うっすらと青い斑点が見え隠れするけれど、その白銀鱗ボディーはまるでサクラマス。
5年ぶりに出逢えるか…。
流れの脇の深みには、羽化に失敗したトビケラが渦を巻き浮いています。
その下には、小魚の群れが。
よく観察すると…サケ稚魚の群れです。
回帰が極めて少ないサケ。
放流された稚魚なのか天然なのか、たわみに群れでかたまり、しきりに水面に上がってきてはパクリ。
餌をついばんでいるのか、あるいは、空気を取り入れて浮力を高め、海へくだりやすくする準備をしているのか…。
そして、その群れの下にはコイの姿が。
明らかにサケ稚魚を狙っている様子。
すかさずミノーを落とすと…
スッと寄ってきてパクパク…ん~うまく食えず。
また別な場所に落とすと、ス~っと寄ってきてパクパク…。
サケ稚魚パターンです。
釣ってはまずいな、とりこめない…と考えながらも
釣ってみたくなるもので…
とりわけゴールデンな個体だったこともあって…
ついに
やってしまいました。
リアが上あごに、フロントが目頭に…
申し訳ない。
見事なまでに金色の美しい巨鯉。
那珂川サクラマス2022開幕です。
祝杯に、川にて、山のドリッパーでいれるヒーコー。
ヒーコーと、湯気でむされたサクラのドリッパーの香りがマッチ。
なかなかグーです。
いい魚がつれそうな、予感だけはします。
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