HANDMADE WORKS

ご縁というのはほんとに

やはり産んでましたね…

気候変動のあれやこれやありますけど、なぜにこうあれなんでしょうね~
ってうことがとても多いです。
これまでのもろもろの時間の積み重ねというのは相当なものなのだろうなと、実感するばかりです。

あっという間の春で、そわそわ。
そうだよ、またしてもとり時をのがしてしまった…
しかし、ご先祖さま方の生活の道具というのは耐久性もそうですが、使用感もよく、機能的だし、もう素晴らしいものばかり。
欲した時にはだれもいないわけですが、ものは残っているのですから、僕なりに解釈して作ればいい。

そういえば、昨年出逢った海の魚たち。

懐かしい彼らはあの時以降も命をつないでいたらしい…。

驚くは幼魚の多さで、予想していなかったけど納得の状況でした。

今になって出逢う彼らは、まったくの別物でした。

時間の変化で、同じものでも見え方というのは、違うものですね。

豊かさは健在でした。
やはり「住みたい」が一番の感想でした。
子どもたちがもう少し大きくなったら、海の魚をモチーフとした製作合宿に訪れようと、いい考えが浮かびました。
川の魚にない海の生き物たちの艶やかさ…あります。
引き出しの奥底にしまってあったやつ、思い出しちゃいました。

大自然も良いけれど、大都会だって田舎にない素敵な環境があります。
真冬のゼーハーも最高でした。
ゼーハーも彫らないと…

ってとにかく今年はゆっくり体をいたわりながら、脱成長だとか解釈をかまして新年を迎えたわけですが、現実は…
もう体がボロボロです。
手や腕ならまだしも、左胸の奥のインナーマッスルの損傷なのか、あばらが折れてるか、それとも膵臓なのか、そんなところまで激しく痛みだす始末。
そして夜はよく寝れない。

製作したい気持ちがもう抑えきれず、とにかく興奮状態で作って作って形にして…
熊の制作もご縁で、鑿を手にして初めて製作したのが木彫りの熊で、どうやら木彫りの熊の100周年だとかで…
いやほんとタイミングがもうドンピシャで、ほんとご縁なんでびっくり。
いやほんとに。

道具も最高だし、材料も最高で…。
全てはこの場所が、人が、もうありがとうしかないんですよね。
ほんとおかげさまで僕は今あるんだなと。
感じずにはいられません。

もう果てしなく大先輩方の道具。
先輩方に想像を膨らませながら、今の僕の考えを巡らせたりしながら、使っています。
ほんとうに頭の中はぐっちゃぐちゃですが、とにかく手を動かすことに注力。

那珂川という場所の、この流域の様々な形あるもの、すべての歴史あるものをふんだんに使わせてもらって、何かを形にできたらなと思っています。どう使うかはまたお会いした時にでもお話するとして。

魚との関りを通して、自分が感じた想い、目に映ったモノ、膨らんだ妄想、想像…
すべて直感で進めるべきかと、今は感じているところです。

今は熊。

つながらないかもしれませんが、それでも今は熊。

そして色々と木彫りの熊について勉強するとさらに面白くなってきて…

木彫りの他にも色や素材や…

特性や…

素晴らしいものが身近にころがっているんですね。

どこかアカハライモリ感でちゃいましたが、それでも熊。

鮭鱒を専食する熊。
それしか食わない。
血と鱗で縮れた喉毛。

白銀のまなざし。

今年は少し外にでたいと思います。
形にしたもの、ご紹介する機会作れたらと思っています。

製作はしばしドクターストップですね。

導かれるままに進むのみ前のページ

遡上臭を感じて那珂川へ次のページ

ピックアップ記事

  1. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息するサクラマスの生活史

  2. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息する戻りヤマメについて

  3. 【速報】那珂川天然遡上アユ初確認!!

関連記事

  1. AYU

    昼夜活発化につき

    5月のサクラマス記事から早3カ月経過…川仕事やクラフトと同じく大切に…

  2. HANDMADE WORKS

    【MOSS】那珂川水系産ランディングネット

    昨年のことになりますが、雨が降った冬のある日。冬にこんなに水があるこ…

  3. HANDMADE WORKS

    石たちと原動力

    流木系は相変わらず、来たる時のために少しずつ少しずつ準備しています。…

  4. ACCESSORY

    【マスノマスク】~欅への擬態~

    北関東「那珂川」。まもなく渓流解禁となります。とは言っても茨城では3…

  5. ACCESSORY

    ブラックマス~那珂川の流木鱒~

    ブラックバス…じゃなくてブラックマス。ブラック鱒!!…

  6. HANDMADE WORKS

    ウナギヌルによるタンパク処理有効性の検証(じるいじり)

    カワシオグサは川藻染めの材料として、とても魅力的なことが前回の染実験…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
LATEST ARTICLES
  1. FISHES

    銀鱗のシロザケが放つ淡い色~那珂川の回帰鱒~
  2. AYU

    人はセガセガ、アユは一瀬一淵ゆっくりと
  3. ACCESSORY

    新たな出会い…そして大樹
  4. HANDMADE WORKS

    ハンドメイド生態
  5. AYU

    新月と雨、一筋の流れに鮎を感じる
PAGE TOP