朝はクリアーでも…
日中は花粉でかすんでしまう…
春の景色を何とかクリアーに見ることはできないだろうか…
オイカワたちの活発化が示すように鮎の遡上は順調。
5年の観測でわかったことは、かわらず決まった時期に遡上があるということ。
著しい渇水でもその遡上行動は停滞することなく進む。
そう、僕らが想像するよりはるかに彼らは逞しい。
那珂川から鮎を送りだして、そして帰ってきて、その秋と春とではまったく別の鮎だけれど、毎年決まった行動をするというのはなんとも不思議というか、神秘的。
そんな神々しい鮎は空をも飛べる僕らの力を持ってしたら、たいへんにもろい。
それを忘れてはいけない。
昼の温かな空気と朝夕の寒さ。
かすんだ薄い空気はこの春のさみしさを際立たせて…そしていつもあの三陸に想いがむかう。
今年の春はまた昨年と違った春です。
作業場の建具は古道具屋さんでそろえたもの。
ガラスのモワモワや木の質感や戸の重み、匂い…。
玄関を含め、全部で8枚。
枠に合うものを選ぶのは普通たいへんなようですが、しっくりとあったんですよね、これが。
建具の色合いをそろえるためにやすり掛けしたり、高さを調整したり、レール付けたり、ガラスについていたペンキをおとしたり…
相当大変でしたが、色々とアイデアをしぼりだしたり、やったことないことやって、たいへん勉強になりました。
車輪もダメになっていたものもありましたが、家にあったものをはめるとピッタリ。
昔のものはいちいちかっこいい。
作業場づくりをして、昔のものが今まで以上に好きになりました。
あ~、天井はずしてよかったな…
ハエは冬越しないっていうらしいんですけど、屋根裏に結構成虫がいて、蜂なんかも冬眠してました。
めちゃくちゃいるんですよね、ハエ。
蛇やネズミはいるとして、色々な生き物のよりどころなんですね。
押し入れは1つ残して作業スペースにしました。
曾祖父の弟というのは、今のぼくと同じ年で戦死したそうなんですが、建具職人だったとききます。
この建具がまさに作ったもの。
大切にしたいです。
夜の明かり。祖母のタンスに錨。
よりいっそう雰囲気をたかめてくれます。
床板は杉板にしました。
今のところなにも塗っていません。
玄関の欄間にうつる外灯。
へんな形になりました。
古いもの、ご先祖さまに囲まれて作業する。
とてもいいものです。
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