2月下旬大潮、ウグイス初鳴。
そろそろだろうかと…
結構季節のたよりまかせです。
昨年の秋の衝撃的な脳天ぶち抜かれ~な産卵からわずか3カ月ほど。
ついに那珂川へ次世代の鮎が遡上してまいりました。
昨年2023年は…
2月25日時点でそれなりの遡上がありました。
ほぼ観測は同時期ですが、昨年は撮影できたときよりももっと早くから遡上がありましたから、今年はやや遅いと思われます。
降雨雪があってやや増水し、白濁りありの低水温。
ただ先週から鮎の「気」はむんむんでしたがまだ本当に走りなのではないかと、思われます。
ようつべにアップします。
残念ながらようつべ上でははっきりとご覧いただけなかったかもしれません。
鮎の水中観測を実際にされている方なら十分に分かるかと思います。
しかし、あと30センチ……場所が悪かった…
観察されたのは極小さな群れで、わずか4回カメラに映ったのみ。
ごくたまに奥の方をずらずらと遡上しています。
右端に…。
右端に…鮎ですよ。
分かる人にはわかると思います。
こんどは左下のほう。
左下のほうですよ…わかる人にはわかる。
まぎれもなく鮎です。
確実に鮎は那珂川を遡上してまいりました。
昨年は小型で産卵も思わしくないとか、久慈川では12月上旬時点で流下仔魚が少ないとか、そんな心配な情報ばかりでしたので、ここ那珂川に例年どおりの時期に鮎の遡上が確認できて安心しました。
那珂湊の海水温。
11月の産卵のあったあとは昨年より低水温で仔魚はどうなんだろうといったところでしが…。
12月以降は昨年と比べてだいぶ高く、1月以降は昨年の3月下旬以降の水温。
むしろ高くてどうなのかとも思いましたが、うまくフィットした個体もいたようで、よかったです。
このあとどのような遡上となるか、どのようなシーズンとなるのか…
はっきりいって遡上の状況からでは予測できないですから、心配はありますが、ひとまず〇。
今年からは茨城県側でも毛針釣りが可能となりましたから、栃木県内も含め遡上鮎が漁期外に漁獲されないことを祈るばかりです。
早期の釣れる鮎は早期天然遡上ものです。
そんな天然遡上鮎を漁獲してしまうのはとても残念。
新聞にも取り上げられていましたが、放流用の種苗鮎は㌔単価が7000円越え。
てしおにかけて育てた種苗もとても大切で大事で、特別な命ですが、天然ものはお金にはかえられない、これまた特別な大切さがあります。
遡上期の鮎をもっと大事にすべきだと思います。
カワウたちの動向も気になるところ…。
しばし、栃木で遡上を待ちたいと思います。
しかしこのカマキリ専食のウンチは誰のでしょうか。
なかなかなでかさ。
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