AYU

どんちゃん騒ぎの夜に

3月23日の夜、日中の雨で蛙たちはどんちゃん騒ぎ。
ケロケロな夜、道路にはアカガエルやらヒキガエルが飛び出して、残念にもひかれていました。

産卵は今日。
毎年観測しているヒキガエルのポイントへ卵を確認しに行ってこようと思います。

ヒキガエルというと、どうしてもヤマカガシのイメージが強く、3年前のGW。
現作業場裏の水際での出来事。
沢ではよく遭遇しますが、家の周りではあまり遭遇しません。

3月21日、山では枯葉色の越年蜻蛉を観測。
ミツバを採取して翌日からおにぎりで春を口に取り込む。
夜、イモリに山椒魚。

ジムグリはかつてのですが、蛇もでていることでしょう。
トカゲやカナヘビはとっくに活発化です。

川原にはイカルチドリ。
石にそっくりな色の卵を産みますから踏まないように注意です。
跳ぶ姿、鳴き声、かわいいんですよね。

鮎は1日3kmほどのペースで上流へと遡上。
2月下旬に茨城の那珂川で初観測ですから、もう早いものは余笹川合流辺りまでいったものと思われます。

【遡上スピードの懐疑的推定】那珂川の天然遡上アユ(遡上初期編)

【遡上スピードの懐疑的推定】ランナーズハイな那珂川の天然遡上アユ

鮎の遡上スピードについてまとめた過去の記事です。
既に22日の時点で箒川合流あたりに鮎がいますから、あながち懐疑的でもなさそうです。

そして気になるサクラマス。

鮎を追って遡上というよりは、潮のタイミングや海と川の水温差、出水の影響を受けています。
鮎の遡上も同じですからサクラマスも遡上のタイミングを迎えているはずです。

那珂川のサクラマスの遡上については鮎と異なって体の大きさも影響しますから、とりわけ渇水などは鮎に比べると遡上を遅らせてしまう可能性があると思います。
ですので遡上距離については個体でばらつきが大きく色々な解釈ができますが、それでもだいたい鮎の2~3倍の遡上スピードと考えています。

単純に鮎と同時期に遡上があったとすれば、大田原市内に今時いたって不思議ではないということになります。

カエルをざわつかせた雨、そこに潮のマッチングがあった3月23日を起点に考えれば…
今年のサクラマスは…そういうことになります。

追いつけない春前のページ

那珂川の流れとの平行線次のページ

ピックアップ記事

  1. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息するサクラマスの生活史
  2. 【速報】那珂川天然遡上アユ初確認!!
  3. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息する戻りヤマメについて

関連記事

  1. AYU

    那珂川の神無に群れ舞う笹の葉アユ

    増水が落ちついた那珂川支流。水際から一気に紅葉がすすんでいく。…

  2. FISHES

    モクズガニの藻彩な腕毛針

    フライフィッシング。ほぼ経験がないフライフィッシング。10年前に1度…

  3. AYU

    那珂川天然鮎の遡上状況~茨城県千代橋~

    先週の11日。2021年那珂川にて天然鮎の遡上を初観測した日。その時…

  4. AYU

    那珂川の鮎という種、流域スキャニング

    15cmほどの遡上鮎の体には丸くただれた痕。4月上旬の増水時、本流の…

  5. FISHES

    僕らの…それは誰かの

    秋のことになりますが、茨城の鮎の産卵場を覗きにいってみました。遅い時…

  6. AYU

    にぎわいは鮎とともに消え…

    11月中旬の鮎産卵観察から一週間ほどして再訪。相変わらず、にぎやか。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

LATEST ARTICLES

  1. NATURE

    那珂川水系産ニホンミツバチ 蜂蜜
  2. AYU

    【秋色の那珂川】鮎の彩
  3. AYU

    鮎の利き口~那珂川終盤~
  4. AYU

    【秋色の那珂川】なんでそんなに跳ねるのか?
  5. FISHES

    【秋色の那珂川】モクズガニの彩と藻屑神
PAGE TOP