流木ブローチ「流木鱒」。
とにかく黒い材。
心材といわれるようなものなのか…
水系には生息していない樹木はおそらく庭木でもなければ存在しない…はず。
とにかく真黒く、硬く、激しい杢。
独特の香り。

そんな材でつくった鱒は通称ブラックマス。
黒鱒です。

光り具合、角度で色合いも異なります。

陽の光を当てると茶系が出ます。
製作段階ですので、今は艶感もバラバラ。

眼には淡水二枚貝の殻の真珠層を施しています。
手で一つ一つ丸くけずりだしています。

なかなか手間がかかりますが、鱒につけた時に発っしはじめる生命感が楽しくて、がんばれます。
そして真珠層の色合いも、淡いピンクやパープル、パール、スカイブルーなど様々。これがまた面白いのです。

眼を入れたとたん…息吹ました…。
やっぱり怖い。

眼がはいると…なんかお茶目。
これらの黒々とした色彩はおそらくは那珂川による熟成。
長い年月を河川の土砂の中で眠っていたものなのか…
細胞が死んで腐敗しているというよりは、固定されている…という印象。
それは匂いからも感じさせられます。
どことなく神々しい。
そして表面が炭素化したものも多い。炭です。
おそらく雷に打たれて焼けた材なのではないかと想像しています。
「流雷木」です。
そして、バンブローチ。


アユのシルエットって一番難しい。今回は動きを出してみました。
アユのバンブローチはこれでいきます。落ち鮎もいいかな?

十和田湖や洞爺湖にもいますよね、いずれも行ったことはあります。



ただ、彫刻刃をいれずらい。なんとか木そのものの形を活かして鱒化。
ひととおり、バンブローチ、流木鱒と製作しましたので、ひとつずつ仕上げを行って、SHOP「Riverline~Fisherman’s craft~」の方で販売していきたいと思います。
今は里山おしゃらグッズのイノシシキバレッタと竹髪留めのみですが…
よろしければ覗いてみてください。
この記事へのコメントはありません。