Newなランディングネットです。
その名「SUISAI」。

ランディングネットはひさびさの投稿です。
裏面はこんなかんじ。

グリップの材は流木。

おそらくミズナラ(水楢)と思われます。

那珂川の水の作用を受けて、そして虫たちの影響も受けての模様。

木は死んでから流木となって流れて、ちゃくちゃくと土にかえる動きが始まっているのでしょう。
水がしみこんで菌が繁殖したり、ヒビがはいったり…。

まさに那珂川がつくりだした造形。

「腐敗」という現象なのかもしれませんが、そう表現するにはなんだかもったいないような。
そんな美しさがあります。
フレームとグリップとの間には鹿角を凸レーション。

虫食いの穴には、竹灰を混ぜ込んだ樹脂を流し込み、淡水二枚貝の殻を埋め込みました。

さりげなく和かな光をはなつ二枚貝。

夕方のうっすらとした光の中での撮影でしたが、SUISAIの良さが十分に伝わる写真が撮れました。

自家製ニホンミツバチの蜜蝋と茂木町産えごま油をブレンドしたRiverlineオリジナルワックスにて仕上げ磨き。
しっとりした艶感が得られます。

そういえば、フレームは、真竹です。

表面は焼きとあわせて竹鱗模様を施しました。

<サイズ>
全長44cm(内径縦27.5cm、横17.5cm)
重さ104g

メチャ軽です。
ヨモギ泥染めグラデーション

ネットはクレモナ手編みです。
ヨモギ泥染めにてグラデーションを施しました。
那珂川の水彩を表現したような緑です。
<ネット>
網目15mm
深さ35cm

SUISAIはまさに那珂川の彩を表しているようなランディングネットです。
現在製作中のランディングネットは…35本程度です。
様々なデザインのものがありますが、現時点では製作ストップ。
時間を見計らって少しずつ製作を進め、アップできたらと思っております。
この記事へのコメントはありません。