HANDMADE WORKS

石たちと原動力

流木系は相変わらず、来たる時のために少しずつ少しずつ準備しています。
今年中になんとかイメージにあるものを爆発させたいなと思っています。

玄関には様々な石を並べていますが、季節や気分で配置を変えたり、石を変えたりと。
この金精系の石はなぜか畑に多くあり、やはりそういうものなのだと僕は信じてやみません。
とても大切なものだし、発見しては集めています。

土間の飾台も先月から下の大谷石に。

今は作業中に楡欅を置いたり、石をおいたりしてたのしんでいます。

沢で見つけて不思議な石。鉄分でしょうか。
硬いですが全体的に泥感です。

そして

那珂川流域の石英や水晶。
これまで少しずつ集めていたものを整理して、下処理をしたり、これから磨かないといけないものも。
いずれ形にしたいと、少しずつですが工程をためしながら進めています。

こちらも小さな水晶たちなど。

小さなクラスター。
透明ではないこのスモーキーだいだいがいい。

他にも小さな小さな水晶。
色がとにかく色々で、茶色や紫や赤や橙や…。

マクロでみるとこんなにも水晶。

こんな赤褐色も。

これは水晶というのかなんというか、淡い桃色できれいです。

とにかくいろんな水晶です。

これをさ~どうするか。

それも様々な用途を考えているところです。
たのしみです。

さらに

鏃(やじり)
畑でとれた鏃たちです。
どれも作りが丁寧できれい、同じデザインもない。

ちなみにこれは過去に畑の石や川瑪瑙で作った石鏃(その時の記事「マンモスを狩るのをやめた日」)。偶然にも最近畑で見つかった鏃と形がそっくり。でも左右のバランスとか欠き方とかが全然違う…

真ん中は鏃ではなく、木です。
山桜で彫ってみました。前からずっと作りたかったので、ようやくです。
石鏃ならぬ木鏃もライフワークで作っていきたい意気込みです。結構奥が深い・・・。

こちらの水晶。
同じく畑でみつかることがありますが、どうも僕はこれは鏃なんじゃないかと…。
水晶の鏃ってあるのでしょうか。
作りかけか、壊れたものかは不明ですが、形的に、そして縁辺が細かく故意に欠かれている…まるで他の鏃のようです。

きっと、実用性とはまた別な視点で鏃を作ったりもしていたんだろうな…それは石の種類だったり色だったり。他にも様々な色彩の砕けた瑪瑙なんかもでてくるし、そういう美的感覚に主軸をおいた鏃づくりもあったんだと思います。

そしてさらに

石なのか、鹿の角か、骨か・・・口に含んで歯で触るとカチカチと鋭い音と感触、多分石。
だとは思うのですが、こんな形のものも。

装飾品なのか、なんなのか。
縁辺は丸く磨かれています。

いつの時代からなのか。
数千年前から今までの長い歴史を感じられるもの。

このカマキリのあかちゃんだって、きっちと当時から受け継がれてきたカマキリ。
ぼくもそうなのかもしれない…
そうしみじみ考えたりしたり…

ここにいるとそんな気持ちの瞬間が何度も何度も。
それが自分の原動力だったりもする。

なんとも不思議ですが、すべて空想ではなく、
現実であり、
今自分がなぜここにいるのか、なんでこんなことやっているのか。
様々な問いが生まれ、考えさせられたりもする…。

たくさんの死者に囲まれて、その真ん中にひとりいる自分…
死ぬまでこれを、きっと、繰り返すのだろうなと。

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