ここへ戻ってきて、少しずつですが変化を感じている今日このごろ。
出会いとその先にさらなる出会いが。

那珂川と人、歴史、自然…
浅はかな言葉でしか表現できそうにないのですが、これは本を読んでこなかったツケ。
ここに歴史を反映する大樹あり。
上から、複数の方々がこちらをのぞき込んでいるような…
植物の中でも樹木というのは不思議と1本でも1個体という感覚がないのは僕だけでしょうか。
複数の命の集合体のように感じるのです。
これは間違っていますか?
長い歴史のなかで見てきた光景、関わった人、すべてが詰まっているように感じます。
生物学的には1個体、でも複数の存在を感じるのはそういうことなのではないでしょうか。

近頃のピン甘な写真ですが、出会った大樹のこの色はかつてみたことのない色でした。
樹齢などはわかりませんが、某センターでみた切り株の年輪は想像以上の時代をさかのぼっていました。
そしてこれは、もうその切り株さえも超越した樹齢であると…そう見立てました。
この大樹の穏やかな成長とともに生まれた素材をつかい、何か新しいものを創造できたらと思います。
今日はさらに新たな出会いがありました。
昔から知る友人との新たな出会い。
矛盾した表現ですが、適切な表現。
今日は何か導かれた日でした。
そして・・・新作

こちらは未記載種のブローチ。
那珂川流域の樹…鹿…二枚貝…そして竹。
それぞれ同じ流域に生き、直接的にも間接的にもまじりあっていたであろう命。
またこうして混じりあう。
流域が生み出した天然物の色彩や模様をそのまんま活かしました。
今回は竹がブレンドされています。
そして天照鱒シリーズも。
いくつか準備中。

本物の鱒とは異なる形態…
それでもどこかしっくりくるものをつくれたらと思います。
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