那珂川の素材、魚、水…
限りなく那珂川にお世話になっていいるわけですが、もらってばっかりじゃなくて、何か少しでも那珂川にとってプラスになることができないか。
ずっと考えてはきたものの、どこか腑に落ちないところがあって、しまい込んでいました。
それと、今の状態では壮大すぎて、できそうにない…とか。
理屈はわかるけど、本当にできるのか?とか。
良くないと思ってはいるけど、それを止めるだけの知識も力もない。
理想と現実とを行ったりきたりしたり…。
魚中心的な考えにばかりなったり…。
そんななか、これだという活動にめぐり合いました。
水の杜ワークショップ
#繋がる
獣の道を習い、風の道を開く。
風が良く通るようになると、
土中の水の流れも良くなる。すると地中では微生物たちが笑い、
木々たちが歌い出す。大地の喜びの波動が、
私たちの心身を吹き抜け、
人を含めた万物の御霊を結ぶよう。…
那珂川流域に無数にある水脈。
この一つを生き返らせる取り組み。
地中に地上に風道をつくり、滞っている空気を風が流してゆく。
地中にも道を。
滞っていた水も循環しはじめて、その一部は那珂川へと流れ出す。
土壌、植物、昆虫、微生物、樹木、森、水…
ありとあらゆる、里山を構成するもののバランスを取り戻すために程よくメンテナンスし、維持していく。
そこにある材料で負担にならない程度で。
みんなに見られている感覚
風の草刈り。
今回のワークショップで教えていただいた手法です。
この風の草刈りを「かごめらぼ」さんのところの梅林でやっていた時。
風の草刈りをされる草花たちの中心に僕がいて…その草花たち全員から見られている…
そんな自意識過剰ともいえるファンタジーな感覚というか状態になりました。
そして、これは後からついてきた感覚というか描写ですが、草花目線で自分自身を見ているという感覚。
35歳です。
人生でこのような感覚になったのははじめてです。
以前ここに訪れた際もとある体感をいたしました。
そのとき記事には書きませんでしたが、とある体験とは千本城での切腹でした。
フラッシュバックなのかどうかはわかりませんが…
何かご縁があるようです。
茂木に帰ってきてよかったのだろう、そして、参加してよかったと。
生まれ育った土地も那珂川の水脈の一つ。
大きなことはできないけれど、身の回りを調えることで那珂川にとっての水1滴を生み出したい。
「自分の感覚を大事に」小さなことからこつこつと。
この取り組みが水系中でひろまったら…
水不足の那珂川に水がすこしでも戻り、魚たちの空間も広がるのではないのでしょうか。
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