HANDMADE WORKS

導かれるままに進むのみ

ブログ運営開始からもうじき6年が経とうとしています。
わざわざ時間とお金をかけて、なぜやるのかと思われるようですが、僕なりに理由があるものですから続けています。

今年はどんなことがあるか。
そして、するか。

魚はどうか。
ものづくりは…。

あれやこれや、「忙しい」という一言では表せない、せわしさ。
ひとくぎりついてまたはじまります。

一方的で、用途を明瞭化しないものづくりは、形とか彩具合とか、とにかく自由で、たのしい。

でも、使い手の考え方、使い方をじっくり聞いて、一緒につくるものづくりは、もっとたのしい。

もともとあったものを壊すことにもたいへん勇気がいるし、満足いくものがつくれるのか、それはすごい緊張感です。
でも、使ってくれる方の使う様子を想像したり、材料を色々吟味しているうちに、す~っと合うものが現れたりして。
きっとすべてはご縁なんだと思います。
そうゆうものづくりを続けたいです。

具体的な大きさや形を描いてもらって製作したヘラ。
製作するときは素材のクセや特性もあるから現場で変化も与えつつかたちづくる。
はじめはやすりがけ仕上げにしたものの、水にぬらすとやはり毛羽立ちが際立ち、結果的に刃物仕上げに。
最高に使いやすい。やはり筋は変えられないなと、あらためて感じました。

使ってくれる人の幸せと作った本人の幸せと…そんな道具づくりいいですよね。

鱒匙。
あかちゃんの自分食べ用。

がっつり鱒が彫られちゃってます。
0歳児が使っている様子を想像して製作していますが、違和感は否めません。
根っからのトラウティストパパママじゃないとね。

需要はありません。

木製ブローチもたくさん作りました。

サイズの小さいものをと…。

くりすますつりとか。
はやることなく、クリスマスはすぎさってゆきました。

マスノワグマお気に入り。
こちらは2024も製作したいなと思っています。

そして…

マスター(鱒星)とか。

Loveマスーン(愛鱒)とか。
いろいろ真面目に本気でふざけてつくってきました。

木彫りのブローチはミヤコタナゴにも着手。

ヤマトイワナにも。

色付けにはたいへん苦戦しました。

そもそもイワナ自体あまり製作したことがなかったのですが、雰囲気は十分にだせたかなと思います。

そして初心を忘れちゃいけない、バンブローチ。

やっぱいいよな~バンブロ…さ~どうするか。
2024。

年末は作業場のあかを落とし、散らかった石たちも整理整頓。
製作したものも、もっとお見せしやすいように配置換え。
心も整いました。

そして

昨年秋に亡くなった祖父の鑿。
仕事始めは研ぎから。

様々な鑿。
大工仕事のようすを思い出しながら、こう握っていたのかなとか、研ぎ痕をみながら長い大工人生を想像したりして、心からありがとうと、お疲れ様と、まるまる2日かけて研ぎなおしました。

あわせて、この仕事を始めるきっかけとなった叔父の彫刻刃も研ぎ直し。
味噌部屋であの時その彫刻刀を見つけていなかったら、もし、切れ味が甘かったら…
今はまた違った時間を過ごしていたのかもしれない…
ちょうど今の僕と同じ年で亡くなった叔父。

祖父の力と叔父の力を借りて、これからまた頑張らなくちゃ。

ぞうだ

小さな鱒もいいけれど

今年は大きな鱒にも挑戦しよう。
木彫り4年目の挑戦。

大切な道具をきれいに整えて、フレッシュな気持ちでスタート。

2024は「自治」と「脱成長」。
まるっきり新聞記事で読んだ対談の影響ですが…
自分自身をよく知り、急がず体にあったペースで、今の最大限を表現したい。
魚たちのことも素直な目と気持ちで観察して、これからの関わり方も考えたい。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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