製作中の那珂川原産ランディングネットシリーズ。以前からずっと作りたかったのが、標題のランディングネット「Monkey chair」。
ケヤキの倒木で異彩を放っていたのをひっぺがしました。相当大変でした。
かなりでかくて怖い。種類も不明なので専門家を訪ねることに。
ちびっこたちのお気に入りの施設。なんとも素晴らしい施設。しかも利用料も無料。充実した施設です。きのこの研究や竹についても詳しく紹介されています。茨城県やるな~。
そして博士に同定していただきました。今回僕が持ち込んだキノコはコシカケ系1点、マイタケ系1点でしたが、偶然なのか運命なのか博士はマイタケがご専門。マイタケは遺伝的にはコシカケのグループに属するとのこと。一番、びっくりしたのは日本には5万種ほどのキノコがあるとされており、そのうち名前があるのは・・・わずか5千種。どんどん新種が発見されているとのこと。勝手に同定して食べると本当に危険ってことですね。なんもわかってないキノコがたくさんあるわけですから。恐ろしい。かなり、舐めてました。
博士は目をキラキラさせながら、色々とキノコについてのお話を聞かせてくださいました。ありがとうございました。いつまでも好きなことや夢中になれることに本気で取り組む、楽しむ、それがスペシャリストですね。
さて・・・
Monkey chair 同定結果
「コフキサルノコシカケ」
と判明。過去に湯西川の道の駅あたりで販売されていたのを見たことがあったような・・・。
薬事効果・・・煎じて飲めば得られる。でも、きのこ特有の薬効成分(免疫機能活性化物質)はシイタケやマイタケに比べて少ないとのことで、わざわざコフキさんを煎じて飲む必要もないとのことでした。そのまま煎じてもやはりお腹を壊すようです。また、胞子が生きているとすれば、気管や肺に定着し、健康被害を及ぼす可能性も否定できないとのこと。ヤケコゲタケというコシカケの仲間で実害が報告されているようです。作業中や移送中など気を付けないと・・・。
ちなみに、これも見てもらいました。株が小さく、木に関係なく地面の色々なところから生えていて、なんかマイタケと色も違う感じ。匂いもあまりしない。
採取してから日にちが経っており、種同定まではできず。不明という結果におわりましたが、マイタケではないとのこと。食べなくてよかった。新鮮な状態なら詳しく調査研究するために提供だったようです。
・・・いやしかし、きのこ博士館、今後も頻繁に通いそうです。博士、お世話になりました。
・・・
切断面はいかに。
切り出してみると、素晴らしい模様。穴は虫食い。甲虫の仕業のようです。ランディングネットの柄にはもってこいじゃないかと。木とキノコの融合のような感じです。
早速、形を大まかに整えまして。しばらく鑑賞。
削りくずは細かくして煎じましょうね。
次回、竹フレームを切り出して、合わせてみたいと思います。
それに、切り出し方も工夫できそう。キノコの表面が堅くてなんとも言えない凹凸。自然の造形美。これも活用しようと思います。
釣行時に薬効は得られるか?
完成時にはコーティングが施されているので、残念ながら釣行時にチュパチュパ舐めて薬効をえることはできないでしょう。何か良い方法はないものでしょうか。持っているだけで、何か釣果に影響しそうなエネルギーが発せられていそうですが。
クマよけ的な効果もありますかね?やはり、水筒に煎じたお茶を持参ですかね。
製作が進んだら、またアップしたいと思います。
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