AYU

【秋色の那珂川】鮎の彩

那珂川の秋。
鮎も秋色に染まり…どんどん川をくだっているようです。
そんな産卵を迎えた鮎たちの彩には驚かされます。
目で見た光や色をとらえるのはなかな難しいものですね。

この2匹の鮎は当然ながら同い年ですが、ここまで大きさが違います。
生まれた時期や成長具合なんかんが違うのでしょうね。

これだけ体の大きさに差があっても、同じ場所にいるのですから、同じタイミングで産卵に加わっている?可能性もありますよね。
明らかに大きいほうが産卵に優勢でしょうから、小さいほうはスニーカー的なことでしょうか。
大きなオスは産卵行動に全身全霊、真っ向勝負というような強固な軸があるブレないイメージ…
の一方、小さなオスは自由度が高そう。がつがつしておらず、なんか余裕があり、一見テキトウそうだけど、ちゃんとやることはやる…イメージ。
きっとそうですよね、顔に現れてますもん。
面白いですね。

11月になっても追い化のある鮎の数釣りが成立していた箒川でも、数日前の雨で鮎がだいぶくだったとのこと。
数にして1/10になったとパイセンから情報をいただきました。

この9/10のこたちが、
どのくらいの期間で産卵場へとたどり着くのか?
どこの産卵場へと向かうのか?
いつ生まれて、いつ川をのぼってきたのか?
そして1/10のこたちは、
なぜまだ箒川にとどまるのか?

そしてこのこたちは、
来年どのくらい、いつごろ帰ってくるのか?
そもそも帰ってくるのか?

疑問というか…疑問がさらに枝分かれしてまた疑問がわいてくる状況。
知りたいな~と思うわけです。疑問というより興味。
尽きません。
知って何かがかわったり、鮎にとっていいことがあったりするかはわかりませんけど、少しでも鮎とお近づきになれたらという気持ち。

ですので今年は、繁殖の様子をちゃんとみてみたいなと…。
那珂川における鮎の産卵期間としては、例年まだまだ長いですし、これから。
楽しみです。

 

 

 

【秋色の那珂川】なんでそんなに跳ねるのか?前のページ

【秋色の那珂川】モクズガニの彩と藻屑神次のページ

ピックアップ記事

  1. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息するサクラマスの生活史

  2. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息する戻りヤマメについて

  3. 【速報】那珂川天然遡上アユ初確認!!

関連記事

  1. AYU

    アユを占う~那珂川アユ遡上調査2020始動~

    2020年…那珂川まだまだ気温は低く、岸壁に染み出す水は凍っ…

  2. FISHES

    東京スカイツリー ~カゾクとボクと、時々、ハゼドン~

    東京の家族のところへ。東京スカイツリーがこんなに立派に見えま…

  3. FISHES

    リズムは4、生活としての釣り

    寒暖差が気になりだした10月のこと。川沿いの朝は特有の霧に覆われて、…

  4. FISHES

    コクチバスの彩と食

    那珂川に生息する魚のひとつ「コクチバス」。ルアーフィッシングのターゲッ…

  5. FISHES

    【VINE】那珂川水系産ランディングネット

    那珂川水系産の流木をグリップに…フレームは竹…そんなMade in …

  6. FISHES

    那珂川の咽頭師

    ササ濁りで出たのがこんなにも美しいサイなもんだから…サクラを忘れてす…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. AYU

    青ノロの有効活用を考える…前に…
  2. THE OTHERS

    那珂川のアユと御前山ダムのカワウ
  3. ACCESSORY

    新たな出会い…そして大樹
  4. FISHES

    東京スカイツリー ~カゾクとボクと、時々、ハゼドン~
  5. AYU

    鮎の利き口~那珂川終盤~
PAGE TOP