FISHES

野兎のチャレンジ

野兎です。まさかの2023年になりました。
随分と生きました37歳。

今年は「我」を軸に据えたいと思っています。
自分の気持ちに正直に、行動して、発言したい、意気込みです。
自己中心的、わがまま、そういえばそうですが、意識的にもそうしてみたいと思っています。
意外とこれは難しいことです。最大限我を発揮させたいです。

なにより元気でいたいです。
10~11月は家族みんなでそれぞれに病に伏して、色々ありました。
コロナにもなって、あんな熱が出て、しかも5日間も熱が続いたのは長野オリンピック以来な気がします。

家族や友人との時間を大切にしたいです。

クラフトも魚も思う存分にやりたいです。大きな彫にもチャレンジしたいです。
そのためには、やはり場所というのは重要。今は縁側で作業したりしていますが、集中できる場所、リラックスできる場所、気持ちが良い場所を整えて、再スタートしたいです。
だれも来なかったこの場所に、この仕事をはじめてから人が来るようになりました。
とてもとても、心の底からうれしいです。前の僕には想像もできませんでした。来てくださった方、少しでもゆっくりしてもらえる場所を整えたいです。

母屋の離れの平屋。当時、長野オリンピックをみていた家です。
色々あって祖父母の終の住処でもあります。この場所を作業場にと、年末から少しずついじり始めました。
早くものづくりがしたい、あれもこれも作りたい…その想いを実現させるために動き出しました。
鮎が海からのぼってくるまでに完成させたいと思っています。

作業場づくりはまたあらためて書きたいと思います。

さて、新年早々の2022振り返り。
出逢った魚たちや生きものたち。
少しだけ撮りためたその「彩」をここに無作為に記しておきたいと思います。

ただただ長いです。ほぼ記録用です。写真だけよかったら見てくださいね。

春はカジカガエル。つかまえてじっくり観察すべきカエルと思います。
春が待ち遠しい。目もきれいなのですが、やはり鳴き声がいい。
今年こそは枕元で鳴かせたい…鳴かずに3年目突入。

イモリ。ここ2年ほど田んぼであまり見かけない。むしろ、いること自体が新鮮だった数年前。
意外と知らないものですよね。今年はどうかな?

コクチバス。
今年は捌いて真空して販売した魚のひとつ。元々いなかった魚ですが美味しい魚なので、食べていきたいと思います。釣りもしたいですね。いろいろな調理方法も今年は実践したいです。

カワムツ。
これも春の沢での在来ヤマメ釣行で出逢った個体。
薄暗い沢に棲むカワムツはひときわ美しかった。これも昔はいなかった魚だけれど、息子と見た忘れられない彩となりました。

ヤシオマス。うっすらピンクバンド。釣り堀のヤシオマスです。銀桜サーモンも。
たいへんおいしかったです。

軍艦最高でした。

魚乙女さくら軍艦

そして、ようやく出逢った那珂川のサクラマス。

感動で足が震えました。とにかくうれしかった…。

じっくり観察。いつもみてもその美しさにため息がでます。

そう簡単には出逢えない魚です。息づかいや彩には驚くばかり。

目にするよりもはるかに長い時間を想像に費やしています。
今年も出逢いたい。

サクラマスのようなカラーのカゲロウ。
去年は知らない虫にも出逢いました。というか気づけていなかっただけだと思います。

今年も積極的に見つけに行きたいです。恐ろしいですよ、自然は。

そして鮎、いつもありがとう。
今年はたくさん食べます!あと2カ月もすると鮎が那珂川にのぼってくるのですから、1年は速いものです。魚たちの一生に想いを巡らせている間に、季節はあっという間に過ぎ去ってしまいます。

初夏のオイカワ。婚姻色です。

魚というのは季節で色が変化する生き物です。
一種でも雄雌で色や形が異なりますし、それが季節で変わるのですから、一種でも観察しきれないほどの魅力が詰まっています。
どれだけ出逢えるか…出逢いにいくか、ちびっこたちと今年も出逢いを求めたいです。

ゲンゴロウブナと思われます。夏です。
ここまで大きな個体には久しく出逢えていなかったのもあって、感動しました。

黒と金の体色が渋くて、渋くて、渋くて…

色々な角度から観察しました。

ここすごいね~とかいいながら観察しました。ほ、ほ、、、彫りたい。

肉眼では見えないところはカメラを駆使してみてみたり、この目に焼き付けます。
さんざんいじり倒したあとは捌いて、保存。こんなに弾力のある身は…初めてです。というほどに超高弾力。どう食べようか、まだ考えがまとまりません。

本当は刺身で食べたかった…。

ウナギのゴールドも。
ヌルヌルも懐かしく、特有のヌメリ臭、焼くと臭みなく、めちゃうまですから、そのギャップは川魚のなかではトップクラスかと思います。今年も少しだけ漁獲したいと思います。

ブルーギル。夏。
本当に久しぶりに見ました。超久しぶりに釣りをした友人が釣りました。というか、この場所でブルーギルを見たのは初めてです。さんざん釣りしてますが、まさかブルーギルが釣れるなんて…。そんな一個体を釣った友人の釣り技術に感動した夏。

ブルーギル幼魚の話ですが、とにかくきれいなんですよね。幼いころ飼っていたことがありましたが、とにかくきれいで、友達もやはりかってました。幼魚も見てみたいな~。

しかしきれいです。外国から来た魚ですが、それはそれとて種としてこの色彩に感動です。

ブルーなギルですかね。

姿形もなんとも独特なんですよね。

捌いて釣った友人にあげましたが、おいしかったといっていましたね。よかった。

バカゾウですね~食べました。

投網でも結構とりました。ちょっと焼きを失敗してしまって、おいしい魚なはずですから、今年に再チャレンジしたいです。

モクズガニ餡かけですね、もう一年前ですね。いろいろ作りました。

迎春モクズガニ餡かけ

これも最高でした。そしてナマズ料理。

大蒜油鯰煮(ダィサンユーネンニィ)

これもなかなかでした。川魚最高だと、振り返りながら思うのです。

そしてchitokaさん。夏です。

ナカマルシェの出店で天然鮎コラボしました。ありがとうございました!

鮎に限らず、ナマズやオイカワ、鰻でもきっとあうなと。川魚の可能性は無限大です。

自分が仕立てた魚がお客さんの口の中に運ばれていくようすを直接見れたのは、実ははじめてで、とても感動しました。素晴らしい機会をいただいたchitokaさんに感謝です。

ヌマムツ。
カワムツに似ていますが少し違います。最近ここいらで増えています。沢からの流れ込みなど、カワムツとヌマムツが半々くらいで獲れます。でもカワムツばかり獲れるときと、ヌマムツばかり獲れるときと、ちゃんと分かれているんですよね。雌はいづれの種も抱卵中。産卵する場所は共有していても、棲み分けがきちんとできてんだわな~って、実感しました。

鬼怒川筋には前からいますから、ついにここらにも入ってきたんだなと。

夕方、日が暮れるまでちびっ子と観察しました。この顔つき。いかつですよね。そしてそれとは対照的な鮮やかな体色。しびれます。

こうして写真をみていると、その時のことが詳細に思い出されてきます。写真ですごいなと改めて感じます。一度感じたり、体験したり、目にしたことは、忘れているだけで、どこか頭の隅には残っていて、それは引き出しを開けさえすれば、戻ってくる。

マムシ。ちびっ子が発見しました。マムシって、いつもいる場所が決まっているんですよね。同じ個体ではないけれど、なんです。居心地のいい場所ってあるんでしょうね。噛まれないように、マップ化必要だなと思いました。条件さえわかればは生息確率マップみたいな色つきの地図作れたら面白いな~。やらないけど。ハザードマップみたいなやつ。

モクズガニ。秋。
モクズガニもなかなか彩ですからね、マクロもたいへん楽しめますから、皆さんも観察してみてください。そして、色々なカラーの個体がいます。脱皮も関係しているかもしれませんが、食べているものなんかも個体差大きそうですし、その辺をふまえても大変奥深い生き物です。たいへんおいしくいただきました。

そして、じる。
三種のじる。写真がダブっちゃいますけど過去記事上げちゃいます。

三種のじる、骨の髄まで

ほんと鰻は捨てるところがないです。

漁獲シーズン最後の鮎。昨年も9月末日で漁は終了しました。販売分、家族で食べる分、十分に確保できました。

落ち鮎の群れ。すごかったですね。12月中も結構降っていたようで、春が楽しみ。そうはいってもなかなか人の思うようにはいかないのが自然ですから。

秋、オイカワ毛針です。

我が家の漁獲担当さんぺいくんも大活躍だった毛針。

釣るのはもちろん、加工品も超最高!!2022トップのうまさだった!?
それくらいのオイカワ干物でした。

まだまだ細かなのがたっくさんありますけど、この辺で疲れましたので、おしまいにします。

ブログ運営も5年目に突入。
備忘録を兼ねた内容になっていますが、とりわけ魚を中心にあーだこーだ、あれをやった、これをやった、きれいだった、おもしろかった…だとかを可能な限り綴っていきたいと思います。

自分の考えを整理する機会にもあるし、あとから見返した時、これまたなかなかいいものです。そんなことおもってたんだ~…とか、後々から大きな発見があったりします。
掲載頻度はおちてはいますが、ぜひ続けていきたいです。

それと、今年は僕以外の誰かにも、記事書いてもらいたいな、なんて思ってます。
お願いするかもしれませんから、その時はぜひ書いてください。

どうぞよろしくお願いいたします。

リズムは4、生活としての釣り前のページ

それを知れば知るほどに…次のページ

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