春ですね。
家の裏のだれかのうんこ。
すがすがしかったでしょうね。
良い場所でしましたね、誰でしょうか。
そのうんこ水ですくすく育つヒキガエル。もちつもたれつですね。
随分と大きくなりました。
ここで大きくなって、またここでヤマカガシに襲われるんですよね。
そんな複雑なサイクルが身近にあるわけです。
しかし、あっという間にGW。
鮎濃度もかなり高くなってまいりました。
烏山へ少し立ち寄り、観察していると様々なサイズの鮎たちが遡上していました。
落差を跳んで遡上する鮎というのは、遡上する群れのごくわずか。
空中に飛び出すことなく、鋭い流れを驚くような力で乗り越えていく鮎たちの姿がそこにはありました。
飛び跳ねる姿も、これはウグイやオイカワ、シラメとは違い、まさに鮎なのです。
小さくてもふるまいは立派な鮎。
遡上の足をとめ、縄ばるような姿も見られた4月上旬。
その場にいついて随分と大きくなっているようです。
2020年並みの遡上はあるのか?
期待しています。
そして、3月下旬から今年はサクラマスを…
家庭環境上の理由により日中に限られますが、たまに竿を振っています。
投げ方もすっかり忘れてしまいましたが、魚信を求めて、久々に北に。
昼間にいくつか思出深い場所をめぐりました。
重機がしっかりとはいった河川敷、随分と様子が変わってしまっていて驚きました。
環境に配慮したものなのか、テトラで構成されるようなものが石で作られているように見えました。
少々不思議な感じがしました。
鯰の温床。
ここも有名な場所ですね。
ドン。
そして、ドン!
釣ったわけではありません。
いただきもののニジマス…
いや、ヤシオマスと…
そう、サクラマス…
いいえ、ただのサクラマスではございません。
銀桜サーモン(ぎんおうサーモン)
詳しくはこちら☟
全雌三倍体サクラマスの名称決定!
RIVER-WALKの若林さんが書かれているDAIWAのウェブコラムにも詳しく紹介されています。
【Vol.13 川釣りとサクラマスと】
ヤシオマスに次ぐ栃木のご当地サーモンです。
ヤシオマスはニジマス、銀桜サーモンはサクラマスが由来。
食べるため、管理釣り場向けに開発された魚です。
僕も真剣に応募しましたよ、名称。
魚乙女さくら(うおとめさくら)
名称理由については詳しくご説明する必要もないとは思いますが、さわやかな、凛とした、銀鱗をイメージして…
そして、抱き合わせで、「魚乙女さくら」なる釣り女子のキャラクターを…という内容でした。
残念ながら採択されませんでしたが、ひしめく○○サーモンの渦から脱却する名称をと…
そうおもいったのですが…。
ご当地サーモンといえば、こちら☟
相当あります。
栃木にもヤシオマスの他に、頂鱒(ニジマス)や温泉サクラマス。
全国で言えば青森の海峡サーモン(ニジマス)が有名らしいですね。
マツコの番組でもかつて取り上げられるほどご当地サーモンというのは知られているようです。
魚乙女さくらを応募した以上、なかなか銀桜サーモンを受け入れられないわけですが…
ならば食べてみようということで。
ヤシオマス vs 魚乙女さくら(銀桜サーモン)
ざっくりさばいて並べてみますと、上あたりがヤシオマス。
ノープレミアムです(ヤシオマスのハイグレード種にプレミアムヤシオマスがあります)。
下の方が魚乙女さくら(銀桜サーモン)。
脂がのっていて光ってます。
味見程度にと皿に盛りましたところ…
あっという間に、ちびっ子も加わって…
うまいうまいと…
完食。
うんまいです。
ならば、モクズガニ軍艦に次いで…
魚乙女さくら(銀桜サーモン)軍艦に。
お~。
艶がもう…
食べずとも…伝わってきますよね。
ちなみに、右がヤシオマス。
左が、魚乙女さくら(銀桜サーモン)。
ヤシオマスはオレンジ強め、魚乙女さくら(銀桜サーモン)はややオレンジは弱くピンク系。
腹側に脂が入っていての色彩です。
ヤシオマスはこりこり触感、もちろん臭みなし。
うまし。
そして、魚乙女さくら(銀桜サーモン)。
とろーり、ねっとり系。
マグロでいう中トロのような。
臭みなし、うまし。
断然、魚乙女さくら(銀桜サーモン)がおいしい。
魚乙女さくら(銀桜サーモン)、うんまい。
銀桜サーモンうんまい。
魚乙女さくら…もういいません。
これはもう、銀桜サーモンです。
どうしても、天然ものにこだわっている道すがら、養殖というものに若干の抵抗というか違和感というかがありまして、ある種の偏見的なみかたをしていたところもありました。
しかしながら、やはり、養殖にしかできない味わいというのもあるのだと、素敵な素材だなと思いました。
ここ那珂川の天然水域に生息するサクラマスには、短期降海型サクラマス(海にいる期間が数カ月)と一般的なサクラマス(海洋生活一年ほど)が生息していますが、例えるならばこの短期降海型サクラマスに姿かたちはもちろんのこと、身色も近いように感じました。
この短期降海型というサクラマスの生活史は、ここ那珂川流域特有の生活史だと思っています。
銀桜サーモンは、まさに栃木のサクラマスをイメージできる、言い過ぎるならば、象徴した魚だなと思いました。
まだ半身ありますので、火をとおした食べ方を試してみたいなと思います。
楽しみです。
そして、その日の釣果は…
言うまでもなくです。
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