恒例のバンブローチ。
しばらくウェット状態におりましたバンブロたち。
まるでクッキーのようです。
いっそのことクッキーの型を作っちゃいましょうかね。
那珂川水系がつくる里山でとれた小麦粉?どんぐり?で作ったクッキー。
いいですね。
こうみると、個性があります。
もちろん魚種が違えば形も異なりますが、同種でも型があるような種は特徴をとらえて作り分けしております。
Riverlineオリジナルシルエット。
そして那珂川水系オリジナルの竹、色彩です。
元気な竹、朽ちた竹、朽ち始めた竹、病気の竹、古い竹…様々な状態の竹があり、それぞれに特徴があります。匂いも違う気がします。すべては那珂川水系の中で出来上がったもの、状態。自然のこと。材としてどうか、これは大切なことと思いますが、すべて個性というとらえ方もいいんじゃないかとも思うんです。
黄色くて枯れているけど自立していて、伐ると酸っぱい。カミキリムシの幼虫がいたりする。カミキリムシのおうちなのですね。つまりはカミキリムシも竹という材に関わった、手を加えてくれたということ。
扱い辛さはありますが、素敵な材料に思えるんです。
そして、あえて作り出した模様というのもあります。
それぞれの魚にあった材料・方法を検討しています。
すこし乾燥を経て、蜜蝋エゴマワックスでの磨き上げへとうつってゆきます。
あまりこすりすぎても、色彩が失われてしましますので慎重にすすめます。
ブローチやネクタイピンへと加工していきます。
さて、前回ご紹介したウナギのバンブローチ。
ごくシンプル。
ナマズの上からのバンブロ。
動きそうな感じが結構よかったので…。
ウナギでも…上からのを製作。
未コーティングの生のバンブロウナギです。
マリアナ海溝のあたりってとても深いんですよね。
そこをこんな感じで泳ぎながら、海溝だか海嶺だかに沿って産卵場までいくのでしょう。
想像するに、こんなには明るくなくて、真っ暗なんでしょうけど、岩の隙間とか岩の壁伝いに移動するのでしょうね。
きっとその道には流れがあって、心地よいリズムで産卵場まで向かえるのでしょう。
そんな生ぬるい想像をバンブロウナギからしました。
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