HANDMADE WORKS

「古より生す」

10月16日(水)~20日(日)笠間の久野陶園にて予定していた鴇愚版の小圷さんとの2人展。
諸事情ありまして下記のとおり11月に延期となりました。

11月13日(水)~17日(日)

急な変更となり、ご予定いただいておりました皆様、大変申し訳ございません。

製作を始めて4年目。
昨年の冬に大工だった祖父より鑿一式を譲り受けました。
これまでは彫刻刀で小さな手におさまる大きさのものを中心に製作してきました。
ですが、ずっと形にしたくスケッチブックになぐるように書き留めてきたものをこのタイミングで製作する機会となりました。

どれも深い意味があるわけではありませんが、かといって無意味なものでもなく、
ただただ頭のなかにやってきたその時のワクワクものを現実化したものです。

大部分は那珂川で関わる魚たちや鳥たち。
僕の勝手なフィルターや考えを通してのイメージものです。

とにかく作りたいものを作りました。
詳細な計画はせず、手の動くままに、気の向くままに、とっさの思い付きで実験的なことをしてみたり。
右に振れたり、左に振れたり、いまだにしています。

11月の開催までもう少々時間があります。
最後まで製作の手を止めづに、向かいたいと思います。

しかし、いい板です(写真と文面にとくに結び付けはありません)。

新たな道具で新たなものを製作し始めて、最近強く思うことがあります。
僕には魚しかなかったし、いまだにやめてないのは気づけば魚だけで。
これまでの仕事や趣味や、人との出逢い、道具との出逢い。魚との出逢いもすべて、今のいまにつながっていたということ。
恐ろしいほどに、これでもかというほどにドンピシャに、そしてバチバチにはまってきているのが実感できるのです。
まさに友釣りでいうところの入れ掛かり状態(少々言い過ぎですが)。

本当に無駄なことなんてなかったなと。

「古より生す」

まさに自分自身。

魚たちもそうですが親から子へ。
死から生へ。

古より生しあがるもろもろのものもの。
どれもこれも最高に美しくうつる。

ぐっとくる。

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