僕が陶を始めたのがちょうど10年前のこと。
小学生のころに目星をつけていた粘土のとれる場所。
そこでとった原土を濾して粘土を作って焼き物を作りました。
残念ながら、素焼きから本焼きまで納得のいくものは作れませんでしたが、お隣の陶芸の町「益子町」の陶芸組合で粘土を購入してブレンドしたり、実家の藁や雑木の灰を釉にしたり、色々と工夫して作りました。
今では、その時につくった陶器など、色好みの良い部分や砕いた器の破片を使ってランディングネットを成形したいりしています(詳しくは「凹に凸るのが僕のランディングネットなり」参照)。
その経験を生かして、アクセサリーを作りたい。と、かつてからの目論をかなえるべく、昨年2019年5月、改めて息子と原土の採取から始めました。
そして新緑まばゆい今年の5月。
那珂川水系産の粘土からつくる焼き物ブローチ。
「陶魚」の製作を本格的に行いました。
【成形と乾燥】
サクラマスやヤマメ、ナマズ…。
かわいらしいデザインのものから少しリアル感のあるものまで。
ズーナマは髭の接着が苦労でした。
成形したら乾燥。十分にです。
【素焼き】
じっくりと焼いていきます。
焼きあがりました。素焼き終了です。
さ~どうなっているか。ここも楽しみです。
なかなかいい感じに素焼きできました(残念ながらズーナマは失敗におわりました…)。
火のあたり具合で、すでに自然釉がついている部分があります。
水系のケヤキの枝なども焼きには使っています。
個人的には左上から2番目の可愛めのマスが好きです。
自然釉が溶けているものはそのままブローチとしてもよいですが、もうひと工程進めてからの完成としたいと思います。
そのうち、「本焼き」をする予定です。
また改めてご報告します。
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