THE OTHERS

サイがみたセカイ~ジュラ紀と現代~

春の那珂川。
ニゴイ…251…。
この辺じゃ、ニゴイはサイと呼ばれます。
サインボ、サイメ。

完全に外道扱いが強い魚です。
本流でサクラマスをやっていると対岸の方が何かをかけた。
ランディングしたあとの扱い…足で魚を扱っている…。
あ~…ニゴイだな・・・・と。

私も…ずっと手荒な扱いをしてきたと思います。
でも、昨年の春から思いに変化がありました。

https://www.instagram.com/p/ByklDzvnSaW/

とにかく、ニゴイって美しいと・・・。


ランディングネットにインすることがニゴイを大切に扱うことかどうかは、ひとまず置いておいて…
インしてじっくりニゴイを観察する。

この行為をいままでしてこなかった…完全な食わず嫌い。

その姿に圧倒されるまでは。

神の魚シルバーマハシール

まるで、ネパールやインドに棲息する神の魚…ゴールデンマハシールのよう。
フィッシュイーターのコイ科の魚なのも共通!?
ゴールデンではなく銀鱗なのでシルバーマハシール。

でもよく見ると、ゴールデンでも良いくらい黄金色をも放ちます。

その美しさに魅了されて、じっくり観察した記録。
それは次回紹介させていただくこととして。
今回は……。

サイの眼にうつる世界

神の魚といわれるサイの眼。
そこにうつる昔と今。
サイがみた世界がそこにはありました。

黒眼をじっくりご覧ください。

眼の美しさに心奪われていると…黒眼の中に何やらいる…。
星がきらめきはじめた夕暮れ。そこに舞う翼竜(右下です:スマホだと暗めな画像にうつるかもしれませんがその場合は明るめ設定でご覧ください)。何やら空には真っ黒な雲があり、何者かが目を光らせています。恐竜時代の終わりを案じているような光景。ニゴイの眼には映し出されていました。
そして、こちらには…魚!?
こちらは…はっきりと遡上する天然アユの姿が。今年の大量遡上を映し出しています。

ニゴイは神の魚で間違いない。
少なくとも那珂川ではそうだということにして…
サイがみた?みている?セカイはとにかく壮大で美しい世界であるようです。

サイは現代のアユも昔のアユも知っているのでしょうか。
ぜひ、那珂川の「生き字引」サイと話をしてみたい。

プテラノドンの飛び方も具体的に教えてほしい。

より親密にサイとなれたらと思う…今日この頃です。

「茶の味」八十八夜の那珂川水系前のページ

細なサイの彩~那珂川マハシール~次のページ

ピックアップ記事

  1. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息する戻りヤマメについて
  2. 【魚類妄想生態学】那珂川に生息するサクラマスの生活史
  3. 【速報】那珂川天然遡上アユ初確認!!

関連記事

  1. FISHES

    【箱眼鏡と梅干の効能】竹竿カジカ釣り

    竿をなんの迷いもなく振る、娘。まだまだ暑かった秋の夕暮れ、那珂川。ラ…

  2. THE OTHERS

    春の小川はタナゴ、グロキ、キンブナ、メダカ・・・賑やか

    里山の春。山へ向かえば、山菜やら野花がたくさん。名前がわからないもの…

  3. FISHES

    モクズガニの藻彩な腕毛針

    フライフィッシング。ほぼ経験がないフライフィッシング。10年前に1度…

  4. FISHES

    なまではたべずナマズ

    那珂川水系のナマズ様。最近特に活発なナマズ様。我が家は毎晩ナ…

  5. THE OTHERS

    那珂川のアユと御前山ダムのカワウ

    茨城県の御前山ダム。ここは那珂川の支流相川に建設されたダム。…

  6. FISHES

    カジカの石化け

    那珂水系に棲むカジカ。カジカといえば魚と蛙の両方がいます。蛙界のカジカ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

LATEST ARTICLES

  1. AYU

    水わすら…川のにおい
  2. THE OTHERS

    コイの恋の季節-アユサケ追うコクチバス軍団現る
  3. AYU

    鮎の泉、伏流水でのひと時
  4. HANDMADE WORKS

    【黙目杢】那珂川がつくりだすもの~那珂川水系産ランディングネット~
  5. ACCESSORY

    【Bambrooch】那珂川水系のさかなたち~下げ針四天王~
PAGE TOP