FISHES

【秋色の那珂川】モクズガニの彩と藻屑神

秋色の那珂川といえば鮎だけではございません。
そう、カニみそと身を使ったモクズガニ軍艦でおなじみのモクズガニ。
とってもおいしい淡水ガニです。
その良さは味だけではないんです。
そのお姿、色彩もすてきなんです。

形や色、模様……細部にわたりしばしご堪能ください。

真似できない、考え付かないようなデザインを野生種は持っています。
どうして、そのような形や毛をお持ちなのか。
不思議でしょうがありません。
個体差はあるにしろ、みな決まったデザインなのですから、そこには何らかの理由があるはずです。

そしてこちらが、那珂川のモクズガニの霊魂を納める藻屑神(もくずがみ)。
20年前に祀られたものです。

頭にハサミを有し、マッドなお顔。
目は赤く、風雨で磨かれつややかに。
唇は血の気のひいた「ぶんどいろ」*。
*青紫色っぽい感じの意

那珂川のモクズガニのおいしさを追求するとともに、その命をいただくことへの感謝を忘れずに。
そして、食べるだけではない。
モクズガニのすべてを余すことなく…これからいただくのです。

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コメント

    • ジミー
    • 2020年 11月 09日 4:37pm

    ブログ拝見させていただいております。
    写真がとても綺麗です。

    そして釣りをする釣り師の視点の記事興味津々です。

    那珂川は落ち鮎のシーバスがやれないのが、残念です。鮭の密漁のためと思いますが、シーバス狙いやれたらいいのにと思います。

    それと私今年からうなぎ釣り始めまして、那珂川お世話になってます。

    天然の鰻とても美味しいんですよね。

    これからの記事も楽しみにしております。

    よろしくお願い致します。

      • River4129
      • 2020年 11月 09日 7:28pm

      ジミーさま

      サケそうですね、那珂川は今ルアーが禁止期間ですよね・・・

      天然うなぎ、とても美味しいですよね~。
      やはり野生の魚の味、うまさのパワーが違いますよね。

      コメントいただきありがとうございました。
      これからも、よろしくお願いします。

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