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秋アユは若サイのごとし~那珂川の友釣り~

秋晴れです。

河原にはコスモス。素晴らしい光景です。

秋晴れはカマドウマ化を誘発する

晴れると、いてもたってもいられず、川へ行きたい衝動を抑えられません。どうにもおさまりがつかない。脳ミソは大量のハリガネムシでできてます。だから自分ではどうしようもない訳です。

カマドウマ。この時期は川へ飛び込みたくなるらしいです。かなり大型個体。実家ではエンマコオロギと呼ばれ、味噌部屋に多数生息。

というわけで、那珂川へ入水です。

アユの跳ねとハミは…あるにはある

今年は解禁のときの冷水病、そしてカワウの襲来、青ノロで全く釣りにならなかった下流域です。岸際は小さなハミばかりですが、大きなハミも少しはあります。トロの方がハミは多い感じですが、近づくと魚が散って、戻ってくるまで案山子にならないとですので諦めます。魚は薄い感じ。

圧しハンパない瀬に立つ~かつてカモシカと呼ばれた男~

やっぱり瀬が好きです。一見浅い。でもなめちゃいけません。圧しは半端ないです。足がすくわれます。

かつてはカモシカと呼ばれた男...運動不足がたたって残念ながら今や生まれたての子鹿状態。長い間、天井を見すぎていたからでしょうか。いいえ、違います。右足小指の付け根を3か月ほど前に打撲。いまだに痛く、踏ん張りがききません。最近では怪我の治りも遅いですし、物忘れも多いです。まだ30代です。頭を使っていないからですね。

上の写真、雲が七つ点になってます。これが釣果の暗示であったことをこの後知るのです。

大鮎は気まぐれに瀬にハミにやってくる

釣果は暗示のとおり7尾。11時過ぎからスタートして2時間ちょっとの短時間釣行でしたが、久々に許せる釣果となりました。

サイズ26~28センチ1.3キロ。超小顔ですね。急激にデカくなっているのでしょう。

はじめの1尾を捕るのに30分以上はかかりましたが、そこからの6尾は1時間ぐらいの間でした。そう、大鮎は気まぐれに瀬にハミにやってくるのです。青ノロ全快の瀬にやってくるのです。気まぐれに。

下流域ですのでめぼしいポイントとなるような石は極めて少なく、そのためか、その少ない石周りにはステイする。毎回上ってくるルート、筋があるのは確か。いきなり、若いサイ(ニゴイ)サイズのアユの群れがバンバンハミ上がってくる、すさまじい光景です。キラキラの大きさが半端ない。瀬に入ってくると一部の個体はステイ。滞在時間はみなバラバラですが、短い時間で去ります。このわずかな時間の間に、いかにステイ中の大鮎をからめとれるか、が勝負。すべて目視での釣り。ハミ上がりの群れを見つけたらステイ個体をマークし、そこへ囮を送り込む。高確率で掛かります。とても面白いんですが、群れが来るかどうかもわからないので、修行の釣りでもあります。

めぼしい石の少ない下流域のアユは、トロ(遊場、寝場)を拠点に瀬にハミに来ると思います。常に瀬にいるわけではない。おそらく、物理的に瀬には長い時間いられないのかと。圧しの強さから消耗も激しいためです。数の多い年は瀬に入ってくる個体が非常に多いので数が出やすく、今年のような場合は非常に釣れにくい。出会いにくいのが石の細かな下流域。ボウズ続出。

ということなんでしょうかね。

・・・・わかりません。

別日。ちょっと調子にのって竿をだしました。しかし、群れにはほとんど出会えず、1尾かけたのみ。逃がした獲物は大きいといいますが、掛かっても根掛かりと思うほど動かない大鮎でしたね。ここは下流域でも岩盤が絡む場所。大鮎が必ずいます。

しかし、大鮎への道は険しい。

大鮎レコードIN那珂川

過去に那珂川で釣った最大サイズ。30㎝に迫る大物でした。当時はナイロン025でしたので、相当ハラハラしましたが意外と大丈夫でした。

もう二度と出会えないかと思いましたが、今年はまだまだ可能性がありそうですね。もう竿を納めた方もいるようですが、僕は諦めずにまだまだやりますよ!!

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