HANDMADE WORKS

おんこくさいの野冒

野良冒険

野冒(やぼう)

たのしいたのしい、じるいじり

やはり色々いじった結果、柿渋最高だということ。
体感しました。

相当濃い柿渋ですので、トロトロでタンニンも濃ゆいです。
網をひたして揉み込むと、泡が立ちます。
そして、フルーティーのその先の香りがします。

その後は…
泥汁に浸して…

泥汁もだいぶ泡立ってます。
友人に見せると、「うわ、おんこくせー」っと一言。

ん~、少々おんこくさい。
でも、おんことはちょっと違います。
金っ気のある泥、やや嫌気的な下層は定期的に撹拌せねばなりません。
適宜雨水を加えるなどして、育てなければならない汁。
手間がかかります。

時が経てば、またこの汁も素材の構成が変化したり、僕の気持ちも重なって、性質も大きく変化します。
ですから、これからと、今では染め具合やグラデの出方も、変化してゆくものです。

たのしいものです。

思い通りの色合いがでたり…

でなかったり。

泥鉄だけとか、色々なバリエーションがだせるのがよいです。

そしてクワ。
昨年から染めに使用したくていたクワです。

今年はジャムだけでなく、食べられそうにないクワを拾って、汁を作りました。
念願かなって。

種が相当ありますが、濃ゆいクワ汁できました。
搾りカスは…もちろん

「玉」に。

コバエがたくさんやってきていますが、乾燥中。
発酵臭が漂っています。

ちなみに、クワ汁は瓶詰しましたが、翌日に蓋を開けると、ぷしゅ~っと気が出て、泡がじゅわ~っと出てきました。
発酵中でした。

香りも最高で、ワインができそうな様子。
早速染めに使用しましたところ、アースなカラーに仕上がりました。
残念ながら写真はとり忘れ。

柿渋以外にも新たなレパートリーできました。

そして、

こちらはソメイヨシノの実。
こちらはクワほどではないですが、濃ゆい。
でも色はあまり出なさそうな感じですが、楽しみな素材です。

そしてそして、

今年も第一弾のラミーを仕立てました。
蚊取り線香やらカトラリーやらと、色々なところに活躍させていきます。

まだまだラミー作るぞ!!

だってたのしいから。
手間だけど。

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