HANDMADE WORKS

那珂川水系原産ランディングネット「Black Yam」~焼流竹インナーフレーム~

那珂川水系原産材を使用し製作中のランディングネットたち。

今回紹介するのは「Black Yam」。上の写真の一番左のランディングネット。
内径縦25㎝ほど。か~なり軽いです。
その左となりに映る黒いもの。
焼流竹インナーフレームです。「やるだけ」と読みます。

竹フレームの内側に焼きを入れたフレームを合わせたい。実は2014年にぶっつけ大工的に製作したランディングネット「HIGURE」のフレームは2層の竹でできており、内側は焼き色を全面に施してありました。

https://www.instagram.com/p/B5kaw_YpVyK/?utm_source=ig_web_copy_link

焼流竹の起源

実はその製作段階に生まれたのが焼流竹。やるだけです。
まさに失敗から生まれたデザイン。

薄く剥がした竹を火であぶり、焼き色をつけていきます。全面的に焼き色をつけていき、次は心の向くまま部分的に火を強くあて、一点集中。

火が気ままに竹を焼き進めていきます。

自分の好きなタイミングで焼き進む火を消してさサンディング。

焼流竹の完成。

なんとも言えない波模様。

決して規則的ではない。けれど、バラバラでもなく、心地よい。
そんな自然なバランスを求めて作ります。

これから張り合わせに入ります。

さあ~、うまくいくのか。

詳細は次回。
その時に、重さや大きさなどの詳細情報もアップしていきます。

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