ほんとはクラフトのことも書き留めておきたいのですが、魚たちが、鮎たちが、熱すぎて熱すぎて…
春、ほんと追いつけません。
頭の中はお魚たちでいっぱいです。
「この服めっちゃくさい」
そう言った僕に対して妻は
「臭いのは服じゃなくで自分自身だから。洗濯機のせいにするな」
雨の日の夜。
確かにそうだ。
15歳若かったら少し傷ついたでしょうが今の僕は違う…。
「おっさん臭は鮎の香りと同じ成分」
僕は鮎と同じ香りだ。
この回路でまったく傷つくことはありません。
川の香りだ。
洗濯洗剤を使用しなくなってしばらく経ちます。特に気になることはありません。
ただ、洗剤を使っていたころのようなイイ香りはしません。
でも、おかげさまで、水槽の掃除のときに水槽の水を拭いたであろうタオルは洗濯しても同定できるようになりました。
松山ケンイチのところも洗濯洗剤は使わないそうですね。そして湯シャンだそうですよ。
とにかく、芸能人と魚がだいすきです。
春です。
ほんと春です。
冷たい雨の春の日。
那珂川の流れと平行をなすものあり。
午前9時半。冷たい水の中。
煌くものあり。
想像を絶するスピードで彼らは遊泳し、遡上。
ぜひ動画でご覧ください。
まるで倍速のようです。
彼らがどんなことを考えているのかはわかりません。
ただただこの光景を目にするたびに、胸がバクバクします。
増水で濁りが入っていますが、寒い中途切れず、ずっとのぼってます。
しばらく下流へ行っても帯は途切れず、午後1時半に確認してもまだ遡上中。
帯状の遡上は例年あるものの、この時期、これだけの遡上が続くのは…
…きっとそういうことであると、祈るばかりです。
鮎たちは僕らに、これからを考え、変わるチャンスをくれたと思います。
那珂川の流れとの平行線。
海から山へと鮎がつなぐ細く儚い線です。
命の営み、その感動とともに胸の中に押し寄せるモワモワしたボサついた
毛のような、木の根のような…
曲がり、うねった、ぐちゃぐちゃのやつがまたやってきた。
そう単純には出来事を落とし込めない、呑み込めないものです。
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