冷え込んでは急に温かくなるこの頃。
2021年2月中旬。
気温差20℃の日もあるという…自律神経が崩壊してしまう。
昨年は記録的な早期遡上。
栃木県内への遡上は観測史上過去最速。
そんな近年の状況を思ってか…
先週にまとまった雨があって、こりゃ天然遡上来るんじゃないか?
そんな期待をしまして…おそらく鮎師はしたことでしょう。
一応そのひとりの僕ですが、
ちょっと中途半端な増水というか、そもそも渇水で水がなかった那珂川でしたので、陸にたまった泥や、強風で舞い上がった畑のかるーい土なんかが那珂川へ流れ込んで、ちょっといや~な底質環境になったのでは…なかろうか…。
そんな懸念もありつつ、気温も少し高まってきたので、
茨城県の下流で少し川見してきました。
思ったほど川底はやられていませんでしたが、想像していたとおり、
ちょっといやな泥がかぶさっておりました。
遡上初期は川の石を無心でなめて体に川とノロの味を覚えさせ、川への順化をはかるのが遡上アユですが、泥かぶりの底石はあまり遡上アユにとってよろしくない。
川への順化を遅らせるばかりか、今後の成長から繁殖にいたるまでの決め手となる体づくりの根幹を揺るがせてしまう…
人間でも初めの食べ物が今後の食習慣や成長など、生涯の基礎構築に重要なのと同じ考え方です。
ま~去年だって泥はありましたけどね…
どうなる2021年。
昨年は3月上旬に遡上アユを確認した場所。
雰囲気はあります。
海水温は昨年の1~3月は2~2.6℃ほど高かったのですが、今年は1月は例年並み、2月は昨年並みに暖かいような印象。
あとは川の水温ですが、まだちょっと冷たいかな…。
週末は気温が20℃超えますが、すぐに氷点下で10度前後の日に戻りますので、河川水温は上がりきらない…
つまりは遡上にはまだ時間がかかるかな?
まだ早すぎる?
去年は確かにこの時期に遡上があったのでしょう。
2020年2月中旬のカワウとサギの行動はアユの遡上を思わせるものでした。
今年よりも気温も高めで春が早かったですね。
その時の記事をのせます。
今年の2月中旬は気温がまだ低すぎるかな…
それでも那珂川には2月の早期遡上群が昔から変わらず存続していて、過去最速なんていう言葉は正しくない、人の都合でそういうだけで、実は気づいてないだけで昔から変わらないもの、だったりするんじゃなかろうか。
自然は想像以上に偉大で僕らには姿を見せないもの、みえるのはほんの上っ面のみかもしれません。
だからこそ、自由に想像してアユを知ろうとするわけですが。
妄想生態研究です。
今年もきっと早いんだろうな…そんな勝手な人間基準の期待をしつつ、時間をみて那珂川を見に行きたいと思います。
最後までみてくださり、ありがとうございます。
告知になりますが…
アユのバンブローチ(竹製ブローチ)です。
今年はこれをつけて友釣りします。
販売しますので、よかったら鮎師の皆様もぜひ☆
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