那珂川水系原産の流木と竹を材料に作るランディングネット「VINE」。

「Shoot」やら「Chaos」やら「Black Yam」やらなんやらとともに時間が許す限り、すこ~しずつ作業を進めています。
粗削り。
カーブなハンドルが命。
凸凹も。

すごい模様です。削り具合で模様を調整していきます。
ここぞのポイントで止めないと、がっかりな感じになることもありますので、慎重に、でも躊躇なく大胆に、自分の感覚で。

下の写真。
ここの凸凹は、かなりイイ。
そして、向こう側がみえる箇所がありますので、ここは凹に凸る、凸レーションの出番です。

「VINE」の特徴としてはまず、竹鱗フレーム。
前回の記事はこちら。「竹鱗フレーム」
なかなかいい感じの竹鱗フレームに仕上がっています。

凸レーション
さぁ~VINEに「凸レーション」を施します(でこれーしょん)。
これは、なんでしょう?

那珂川水系の粘土から成型して焼きこんだ、、、焼き物です。
粘土は自ら掘り出して、大きな石やごみを除去しながら仕立てたもの。
焼いている際、自然に溶け出し、ガラス化しています。
まさに、石。
これを砕いて、、、、細かな砂にしていきます。

最高の材料です。

これを、VINEの隙間に埋め込みます。
先ほどの大きな隙間には鹿角を施しましたので、その周りにも凸っていきます。

裏側にも焼き物を施していきます。

竹鱗フレームに虫食いを。
そして、焼き物を埋めます。

ちなみに、流木ハンドルと竹フレームの接点には、「Chaos」同様に鹿の角をあしらいました。
デザインとしてだけでなく、強度アップも目的です。

横からみるとこんな感じです。


川に落としたら、どこにあるかわからなくなりそうですね。
那珂川との一体感を心がけています。

とにかく、使う材料は自分で採集して、加工してと、こだわったものを使いたい。手間はかかりますが、とても思い入れの強い、大切なものができあがります。
これから、細かな修正のほかに、研磨やネットを取り付ける溝をつけたり、穴をあけたり、、、、、そして塗装と、まだまだ工程はありますが、焦ることなく大事に育てていきたいです。

また、状況をアップします。
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